岸辺のAlbum

teenstの日記

弾丸旅行(関西まで)

朝早くからの新幹線で関西に向かう.
この数ヶ月のうちで一番早く起きた気がする.

エクスプレス予約を使うと朝早くの「のぞみ」は割引されるのだけれどそちらではなく,
1万ちょっとで乗れるこだまのグリーン車で行くことに.

前の日は早起きすることを考えずにいつも通りの時間に寝てしまったため,
名古屋まではずっと寝ていた気がする.

観光のために関西に行く女性2人組ばかりに囲まれてしまって,
それぞれがずっと周囲で喋り続けられるものだから,あまり寝れなかった気がする.
久々に姦しいという言葉を思い出したけれど,女性ペアが3組なので倍(姦姦)という感じだろうか.
それはそういう価格帯のものに乗ってるので仕方がないし,楽しむ人たちを僻みはすれど咎めるなんてのは良くない態度だなと思う*1

名古屋を過ぎると調子が出てきたので読書をする.
周囲も到着駅が近づくと,周囲は化粧をなおし始めるという感じで少し苦笑いであった.

昼前に新大阪に着く.久々に新大阪という感じで周囲を眺める.
夏の日の晴天という感じで,素直に嬉しい.


新大阪の周辺をぶらぶらすることなんて,数えるほどしかしたことがなかったのだけれど,
歩いてみると意外な発見があって嬉しい.
道が広く,まるで歩行者天国のように横断する人たちも交通量が少ないからだろう.
建物の密度が高くなく,空が広い印象がある.
大阪の激安スーパーである「スーパー玉出」が自己主張をしていたので,
思わず写真を撮る.
実はスーパー玉出のあるところに滞在ってあまりしたことがないんだよなぁ.

昨日から乗り換えのときにラーメンを食べようと思っていていくつか検索.
「人類みな麺類」というお店は知人がおすすめしていたので行きたいなと思ってたんだけれど,
日曜日は残念ながら休み.
ということで,別の店に行く.


関連ランキング:ラーメン | 西中島南方駅南方駅新大阪駅

お店,無茶苦茶元気がある.
元気がある店,自分がそうなりたいかは別にしても,
「ちょっとした自傷行為」として,そういう「元気なお店」にあえて行くことを最近は良くしている.

これまで塩ラーメンはたいして好きでもなくという感じだったが,
これはとてもうまかった.良いお店でした.



さて,御堂筋線に乗って淀屋橋まで行く.
淀屋橋に到着したら,川を渡り西方向に中之島を歩く.
こんな明るかったっけ?と思うくらいには記憶とは違っていて,
土地を離れてから来てみるものだなと思ったり.
御堂筋の風景や高速道路,市庁の建物もとてもかっこいい.
フェスティバルタワーの向かい側も同じようなビルができていて,少し感動する.
関西にいるときは,
陽は西から昇る! 関西のプロジェクト探訪
というブログを読んでいたけれど,関西から離れて整理したので全く追えなくなっていたのだった.


オフィス街に行くのもいいな.なんて思う.
「海外に行くと日本と違うから」と仰る方がいるけれど,
これまでのことをいろいろ振り返ると,海外で出会うほどの大層な差分じゃなくても良くて,
同じ日本でもちょっとした違いみたいに興味があるのだと思う.
でもそれは多分「奥が深い症候群」に近い気もするけれど.


中之島にある国立国際美術館に行く.
元々は,ヴォルフガング・ティルマンスという写真家の展覧会を見に行くことにしていたのだった.
巡回もしないようで,大阪でしか見れないことが気にかかっていたのだった.


国立国際美術館中之島にある.
入り口は地上だけれど展示のフロアは地下にある巨大な美術館.
B1がエントランスで,B2が「ティルマンス」展,B3が「他人の時間」展,だった.
とても贅沢な空間の使い方だなと思った

昨日@aksysaykさんのインスタグラムをみていたら,「ティルマンス」展だけでなく「他人の時間」展,
どちらの展示も良かったとの事だったので1500円払ってどちらも見ることにする.

写真はじっくりと一回で見るのではなく,何回も行き来して見ているのだけど,
順路もない展示だったので浮遊するように見れた.
正直,とても一回では消化できる量ではないと思った.

真実研究所というインスタレーションの展示が,こちらに寄り添ったところで色々とつきつけられてる感じで良かった.
他の展示も,これを見たいと思っていたものがいくつかあったのでそれを中心に見る.

写真の評価(研究で言う業績?)の一つに写真集があって,これまでの写真集が贅沢に展示されていたようだけれど
これはすべてみることができないなと思い,残念ながら眺めて数冊めくるぐらいだった.



「他人の時間」展は確かに良かった.
過去のアジアの事情に詳しいとより良いのかなと思いながらも,
対して知識がなくても引き込まれてしまった.
それはそうと河原温,今年に入って何回も見ている気がする.


B2とB3を2往復し,会場を後にした.


関西に住んでる人は行ってまず損はしないという展示だったし,
写真に興味のある友人に薦めたいと思える展示だったと思う.


ここ数ヶ月いろいろ展示見てるけど,
これくらい帰るのが惜しい展示はなかなかなかった気がする*2
ここの美術館,これまで気づいてなかったけれど空間の使い方がとても贅沢.
都内の美術館は狭いところを人が必死に見るという感じだったので,すこし窮屈さを感じていたことに気づいた.
ここは天井も広いし,横に広いというのは正義.
昼前はわりと空いていて快適だったけれど,昼を過ぎると少し混んできたかな.


「堂島リバービエンナーレ2015」にも行こうかと思っていたけれど,
時間も迫っていたし,これ以上インプットしてもちょっとしんどいかなと思ったので大阪から移動.

いろいろと気付きがある旅だなと思いながら歩く.
街にしても路線にしても,
見えないものが見えるようになったと書くと,いかにも出来ないことができるようになったように聞こえるけれど,
当時集中していたものから開放されたとか,
見たいものが変わった(人間はみたいものをみたがるので)とかだろうし,
素直に喜べないなと思いながら歩いていた.


京阪中之島線に乗って京橋駅まで.京橋駅から京阪本線に乗って京都に行く.
京阪本線の特急,先頭車両に乗って線路を眺める.

拠点を移してからというもの簡単に乗ることができなくなって,待望の京阪だったのだけれど,
じっくり見てみると面白かった.


京都に住んでるやまげくんの家で,
ぐうしんさんとちょすてぃーさんとあすみんさんとで飲み会.

やまげくんの手料理.
スプラトゥーンを初めてやる.面白いなぁ.みんながハマる理由が分かる気がする.

そういえば,僕はゲームをしたがらないというより,
僕はゲームをするとハマりすぎてしまうのであえてやってなくて,という話をする.
そこら辺が自己管理できないので,病気みたいなものだと思っていて,
とにかく手を出さないという態度を取るしかないのだと思う.残念だけれど.
たまに行く友人の家でするにはいいよね.


ゲームが中心に鳴ってしまって,
あまりコミュニケーションが取れなかったのが残念だったかもね.


やまげくんの手料理ですこしびっくりする.どうして在学中にもっと一緒にご飯を食べなかったのだろう?
アヒージョを作る男性を初めてみたよ.



終電間際の新幹線で関東に帰る.帰りはのぞみではなくこちらも早得を使い今回はひかり.
ひかりは東京から名古屋の間にある駅に行く時に乗ることがあると思うのだけれど,
停車駅数も気になるほどじゃないなというのが実感.
会社で新幹線出張するときは,自分のカードが使えないので,
エクスプレス予約やめようかなと思ってたんだけれど,
今日だけで十分に元がとれたわけで,簡単に行ける方法を持っておいたほうがいいという点でやめないほうがいいかなと思う.これくらいの身軽さはあったほうがいいかもね.

帰りの新幹線内でしたチャットの内容が結構面白くて,またしたいねという話をする.



関西.
阪神ジェットカーに乗れなかったのと,美味しいものが満足に食べられなかったのと,
関西にいる友人達にお会いできなかったのが残念.また来ようかなと思う.

*1:自分で書いててめんどくさい人だと思うけれど

*2:関西に出てきてというような認知バイアスはあるだろうけれど…...

年に一回の初詣で神道のことをわかったと思うな

朝から溜まっていた家事をする.

とあるカンファレンスのチケットを取っていたのだけれど.
あまり人と話すほうに気持ちが向かなかったし,
人と話す気がないのにカンファレンスに行っても時間がもったいないので,家を中心に土曜日は進む.
チケットはもったいないし,売り切れだった気がするので行きたい人がいれば譲渡できればよかったんだけれど*1


図書館に返却本があったので,返却して貸出.
今回はCDも借りた.


移動中,先ほど図書館で借りた以下の本を読む.

あれこれ批評できるほどの英語力があるわけではないのだが,
題名の通り至ってシンプルなので,これさえ持ってれば初心に戻れるという点で良さがあると思う.
しかしシンプルなだけで簡単なわけではない.腹のくくりが年単位で必要.
精神論で終始せずに,きちんと参考文献を挙げているところが良さっぽい.
楽なことと楽しいことは違うのか,それとも一緒なのかということを最近人と話したことを思い出した.


夕食は友人と.
昨日に誘いが来て,なかなか簡単に会えないので快諾.秋葉原に移動.


関連ランキング:イタリアン | 秋葉原駅末広町駅岩本町駅


秋葉原はあまり行く機会がないので,お店を知らない.
改札で待つが,秋葉原っぽい人たちと外国人がほとんどで,
その様子がちょっといつものエリアとは違うのでドキドキする.
僕も秋葉原ぽい人に近似されるはずなので,同族意識みたいなのはある,と思う......


食事するお店いろいろ候補を挙げたが,UDXに行けばなんかあるやろと思い入った.*2
お店としてはハズレではないのだろうが,注文したものの種類がかぶってしまって少し体験が良くなかったかなぁ.....


会おう会おうという話をしていて,お互い予定が合わなくて2ヶ月くらい経ってしまったというのもあり.
話す内容は相手の話が多かったのだが,結構忘れてる話もあるし,また次もそうなってしまうのかな.


最近,人とあってもその時にはあまり相手の話に意識が無いてなくて,
後で「あの人,ああいうこと言ってたよな」なんて思い出したり,「あの時,ああ言えばよかった」ということがあって,
パフォーマンスの低下を感じている.

今日は,そんなことがないように気をつけていた気がするが,どうだったろうか.

*1:社内で聞けばよかった?

*2:神田まで行けばまだいろいろあったかなと帰りに思った

僕の夏休み2015ハイパー

これはなに

1週間強の夏休みをまとめます

読んだもの

国家

横浜美術館で開かれている蔡國強展:帰去来に行った.
蔡國強展:帰去来 | 横浜美術館


みつばさんが良いと言っていたので気になっていた.


性的なエリアがあってびっくりする.
作品自体というより,作家の作品の提示の仕方に興味を持つ.



普段は映像はほとんど見ないのだけれど,
今回の作成に関するドキュメンタリ映像や,作家を振り返る映像はかなり興味深い.
拠点を日本から移す中国の方の政府(というか党)に関する態度というのは,のほほんと日本に暮らしていると全く想像もできないところで,作家もまた,折り合いをつけながらも五輪の仕事をするなど,
対立はせずに活動する,しかし考えはあるというところ.作家の生まれた時代と国についての同時代性について話す.


常設展であるところのコレクション展は,ひと通りサッと見る.
ダリの大きい作品,イサム・ノグチの立体など図らずとも戦争の展示が多い.
美術館の訴えかなと思うが,
近代は戦争の歴史だったわけだし,避けては通れないよなという感じ.


MARK IS みなとみらい三菱地所感がある.



竹橋の東京国立近代美術館に移動.ヤゲオ財団につづいて2回目.
本当に良い展示を持っているし,ここのキュレーションのファンなのだと思う.


国立美術館の所蔵品を美術館としての切り口で見る.
今年見た展示で一番グッと来るものだったと思う.
施設の立場,美術館や図書館,また美術や博物学と呼ばれていた学問について,
時代が流れることで要求も役割も変わるという話を考える.


自分が良かったと思った展覧会は,
一つの作家についての企画展ではなく,メタ的なものだったり,
ある収集家のコレクション展だったりするのだろうなと,購入した図録をみて思う.
京都のマイ・フェイバリットだったり,去年の竹橋のヤゲオだったり.

美術館ではカメラの音が鳴り響く.ここは一部の作品を除いて撮影OK.

ライブハウスや夏フェスでカメラを振り回す人たちがいて,
パブリシティ権の観点としてまずいのではという話と,
単純に携帯電話の画面液晶が邪魔なのでかんべんしてほしい
という話を数年前に書いた記憶があるが,
ついに今ではそれすらも当たり前の風景になってしまった.

美術館ですらAppleの端末のカメラ音がどんどん聞こえてくるように.
東京国立近代美術館の館長が書いた「本物にふれる」ということと記録をすることの違いについて考えが行く.


写真はデータであり,
その中に私がいることだけが価値であると考えるので,
対象の複製画像にはさほど意味がない.
あるとするならば記録のための撮影であり,リファレンスとしてのものだけだろうか
確かに今回のキャプションは秀逸で,これは図録を買うべきかなという思いに至ったのだった.


インスタグラムは誰が誰とどこにいるかということを投稿でき,
その情報について他者が重みを付けられるプラットフォームとして今のところ秀逸であり,
逆に言えば,今のところそのプラットフォームを面白がる以外の面白さは見つけられてない.

つまり写真作品としては楽しむには弱くて,せめてコマーシャル・フォトであり,SNSでしかない.
美術館に行くと,「写真がわからない」という人がいるけれど,
それを言うなら僕は日本画や彫刻の知識は持ち合わせていないため「わからない」以前だと思う.
写真だけがわかるなんて考えるのは,おこがましい.
自身が手軽に作家と同じことができることや,巷に商業写真があるから,「わかって当然である」という「勘違い」が起きているというふうに考えている.
『なぜ植物写真か』,『明るい部屋』だけでも読むと納得できることに幾つか行き着く気がする.



ITやWebが戦争や国防と無縁ではないことは,
それらの技術がどのように生まれ発展してきたかを今更語るまでもなく,広く知られることである.
作家やミュージシャンなどのアーティストと呼ばれる人たちが,
左寄りになるのは表現の自由と繋がっているからという話もあったと思う.

世論の問題を「左翼か右翼」ではなく「理想主義か現実主義」かの違いであると主張するブログエントリーも見たが,
私の実感としてはそこまで割り切れるものでもないでもない気がする.

私の貢献するところは,ここではないので「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」か*1


いやでも人間の狂気について考える二日間だった.

あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))

あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))

*1:この言葉もきっと意味があるので誤解してる可能性が十分がある.言葉通りにとらえてはい・け・な・い

昼のテレビ

少しだけ合流に遅れる.横須賀の猿島に行く.
京都から3Dプリンタおじさんがが来たり,めろんそーださんやうどんさん,かえるさんと海に行く.
詳しくはFacebookにいろいろある.


京急線金沢八景の近く,総合車両製作所専用線があるけど見逃した.


会話.
「あぁ,あの自撮りを良くしてる人ね」
「えっ,そんなことないですよ」
(自撮りをあげてる人かそうでない人、一つでも上げてたらあげてる人であれば「自撮りをしてる人」と僕はみなすみたい.すべての写真が自撮りの人もいる,面白い)




ここ,M1の夏の時に毎朝通ってた道で非常に懐かしい.


関連ランキング:居酒屋 | 横須賀中央駅汐入駅


猿島.ビールを飲む.夏っぽい.探検,夏っぽい.


船に乗る.ナマズを食べる.ビールを飲む.


関連ランキング:アメリカ料理 | 横須賀中央駅汐入駅


酔っ払う.


関連ランキング:焼き鳥 | 横須賀中央駅汐入駅


会話.
U-zhaan(ユザーン)のアルバムで何が良いですか?」
「普通にタブラのアルバムの,

TABLA ROCK MOUNTAIN(通常盤)

TABLA ROCK MOUNTAIN(通常盤)

もいいけれど,
salmon cooks U-zhaanの『Tabla, Tabla & Tabla』も良いよ.
走ってる時にね.いいんですよ」

秋のフェス
朝霧JAM - It's a beautiful day
行きたい.


自分が人生の主人公という話をする.おこがましいくらいに自己主張をする.
火垂るの墓』をみて反省をしろと言われる.
自分が死んだら終わるくらいの気持ちを持つこと,
しかし謙虚さを持つこと.先人に対して尊敬の念を持つこと.これはトレードオフではない.
同じ軸の上にあるようだけれど実際は違う気がしている.

所属組織とは,しなくてもいい戦いはしないことについて思いを巡らせる.

一日中,自宅の椅子に座ってコンピュータに向かってた.
久々に集中してたと思う.
昼飯も忘れていたくらいには(面倒臭かったというのもあるけど)作業が続いてた.

YAPCの懇親会,チケット締め切られてて,悲しい気持ちになってたけど,
仕事のタスクの積まれ具合と相まって,そもそも全日参加は厳しそうだし,
チケットが無駄になりそうな感じ.

一区切り着いたので,夕方から風呂ざばっといって,夕食.
といいながらも冷凍食品で炭水化物を食べる日々.

「20代の頃は自堕落な生活も芸のうちと思えたが,30代,40代となると見苦しさと哀愁が漂ってしまって見てられない」というような意見を先日Podcastで聴く.
1週間休みが与えられても,
普段の土日に毛が生えたようなことしか出来ないけれど,
それでも楽しんでいるので,なんというかありといえばありだと思ってしまう.

各々生きやすくあるべきと思う僕は,哀愁や見苦しさも愛してあげなければと思うところもあるが,
そういう大人はだいたい面倒だよなと記憶を振り返る.

そういえば今日は走ってなかったので走りに行かないと!