その他の言葉
遅延評価
ここ数年,過去のことを振り返ることが増えた.
あまり年齢のことは意識したくないけれど,
「あの時のあの人はこういう気持ちだったのか」とか,
「この年でこの決断をするということはこういうことなのか」とか思う.
かつて学んだやり方でも,「なるほどこういう意味があったのか」とか
ゼロから組み立てるよりも,かつて使った手法を利用したほうが早いことがある.
考え方
元々物事を理解や記憶するのに,人に比べて背景知識のようなものが必要になる性質のようで,
物事を説明するときも,背景知識を説明しないと気がすまない事がある.
美人研究員
日本の精神風土だと思うのですが、男も女も面倒くさいことを考えずに、自然のままでいい、がつがつやるのではなくあるがままの自然のままでいれば皆も持ち上げてくれるし、世間がいいようにくんでくれるということが一昔前ならあったのかもしれない。
「アルゴリズムなんて仕事に使うんですか」
とあるところで,そんなことを聞かれた.
またある起業家は「研究なんかはどうでもいいから,Webアプリを作れる実装力やアイデアが大切」というようなことを言っていた.
スタートアップの人っぽい考え方だなと思う.
会社というものがなければ,生き残るのは僕ではない自信があるし,
会社に所属しているから,悠長な考えなのかもしれない.
上記の質問に対して,「僕はあるんですよね」というと,
そういう仕事をしてるからでは?と言われたけれど,うーん,そうじゃないと思う.
アルゴリズムを使う,というよりも詳しく言えば,
アルゴリズムの勉強をして得られるアルゴリズムを仕事で使うのですか?ということなんだろうけれど,
アルゴリズムという言葉の定義から考えれば,アルゴリズムを使わない仕事なんてないはずで.
気づいてないだけなんじゃないかな,というのを思ってる.
そういえば大学一回生の頃,「プログラミング言語」という講義があって,
それはプログラムを書くのに必要な要素(条件分岐とか)を学ぶという講義で,
未だにそれが生きている(当然のように使えるので)意義深いものだと勝手に思ってるんだけれど.
入学の時には愚直にやっていたことについて,
講義中の学生の発言で,「なるほど!」と思ったことが思い出深い.
確か,1から99までを足すときに
一個一個足すのではなくて,[1+99], [2+98],...と組を作ってそれが何個あるかということで答えを出すという,
そういう感じのものだったと思う*1.
僕は四則演算が危ういので,えらく驚いたことを思い出す.
何が効くかわらないからいろいろやろうなんて,そんなことを思ってる.
*1:確かこの答えの出し方,有名な研究者が子供の頃に教員に答えて驚かせたみたいな逸話があったはず
夏の読書会と合宿
記憶を頼りに書きだしてみるのだけれど.
夏の読書会は,
1年目は海外逃亡をしていたが,2年目は出た記憶がある.
なんとなくの配慮をしてもらって,楽なところを割り当ててもらったと思う.
研究室関係者には評判が悪いとの話だったけれど,僕としては思い返すと比較的好意的に捉えられるのは,
- 教科書があることで,量的に終わりが見えている
- 予定を立てて短期間で取り組むこと
- 自分の知らないことについて取り組むこと
- 他人と一緒にやること
- 毎年続けているイベントであること
- 全員がアタッチできるイベントである
- 研究分野だと,そのタスクに取り組んでいる人しか流れに乗れない感じがあった?
- 主催者が乗り気であること
- 打ち上げで美味いものが食えること(カレー)
あたりが,ポジティブな思い出に繋がっているのかもしれない.
「教科書を読んでる暇があったら自分の研究領域について研究をすすめたい」という人から評判が悪いというのであれば,
僕は熱心な学生ではなかったので,わかんない.
逆にあまり研究・学習的にいい思い出がないのは合宿で,
季節の変わり目ということで体調を崩していたこともあったり,
学生の発表では,入れ替わり立ち代わり別の話になるので頭がついていかないことだったり,
他の人の話が十分にできないこと,自分のことだけで精一杯だったことあたりがあるのかも.
このことを思い出すと
読書会については,
- 一つのことを全員でやることは,義務教育時代からのメンタルモデルもあって,まだ苦痛ではない
- 自由度の高い宿題はやる気を失うけど,それだけのために準備時間を用意してお毛羽,何かをするのはまだなんとかできる.
合宿については
- 短い時間だと問題が共有できない
- ついていけないのは基礎がしっかりしていないからということもあり
- 基礎がしっかりしていないので,他人の取り組んでいる話は面白くないこと
- (全くコンテキストを変えての)飲み会というのは得意ではない?
- 地続きの打ち上げは参加しやすい.
思い出深いのは,体調も崩したが発表したM1の時で,
発表してないM2の時は,人の発表内容をさっぱり覚えてない.
どこに泊まったとか,どんなTシャツを着ていたとかそういうくだらないことばかりだ.
片手ほどのグループ以上の団体が集まって何かをやることの意義はあると思っていて,
それぞれの感心事が違うことだったり,知見を共有できることだったりがあると思う.
準備が面倒なので,やらずに内側に閉じてしまったりすることもあって難しそう.
もちろんクソ修士学生の意見であって,研究をしっかりしてた人たちにしてみれば,要素があったのかもしれない.
過去の知見や体験を,今,発火させようと思っていてそういうことを書き出す.
当時はまとめられなかったけれど,今振り返ってみると
都合がいいのでいい思い出だけが残っている可能性もある.
少しだけ客観的にもなっていて,
そういう上澄みのところが将来の自分の成長や,別の団体への貢献になるのかなと思ってとりあえず書きだした.
『広告批評』という雑誌の思い出
広告批評
定期購読をはじめたのは,2005年10月の No.297から.
そもそも僕の地元では,この雑誌はふらりと入手できないもので,
親に言って定期購読してもらうしかなかったのだった.
未だに号を覚えているのは,雑誌を買うことがそれだけ大きなイベントだったんだと思う.
表紙画像の一覧を見返すと,グルーヴィジョンズがディレクションした表紙も無茶苦茶かっこ良くて,
明らかに自分の美意識にコミットしてる.
バックナンバー取扱店リストで挙げられていた,青山ブックセンターやジュンク堂なんかも簡単に行ける距離なわけで,まるで良い*1.
それ以前のバックナンバーは,ラーメンズ特集号を図書館で借りた思い出がある.
最近(これは5月末頃に書かれた文章でした)はクリエイティブに近い仕事をしているという自覚もあって,
興味のあることはとりあえずEvernoteにでも突っ込んでおけばいいのかなと思う.
大人エスカレーター
最近読んだ本に,
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サッポロビールのCMで「大人エレベーター」として使用された対談の前後をまとめたものなのだけれど,
最近大人ってなんだろうと思い始めていて,ここでのリリー・フランキーの発言の引用を,Webでみたので面白そうだなと思って手に取った.
「いつまでも年齢に抗うことは魅力的ではない」という発言をしていて,だんだんしっくりくるように鳴ったというか.
僕は影で努力するってどうも得意ではないようなので,厳しい気持ちになる.
あらかじめ,いくつかのお題が用意されていたのだろう.
CMだから仕方ないけれど,節の切れ目もなく突然妻夫木くんがお題をいきなりだして話を変えるのがびっくりする.
ふと,最近変わったなと思ったこととして,
人にそこまで精神的に頼らなくなったというのがある気がする.
未だに人に迷惑をかけている自覚はあるし,うまくいかないことのほうが多い気がするけれど,
プライベートで夜に辛くなって人に連絡をとることが減ったとか,
心情をさらけ出さない場面が増えたと思う.
ただ,それでも少し弱ってしまうと,ネットを見続けてしまうとか,
ゲームをしたりするとか,自傷行為に近いことをするようになるので,
引きこもり度が増したということもありそうだなぁ.
ここ数日,友人と話しても不完全燃焼感があるのだが,どうにかならんものか.
たぶん自分が抱えてるものをおろせてないことが原因?
仕事での孤独は,自分で抱えることを意識してるからまだいいけれど,
それでもそのことについて話せる相手がほしいと思う,世間ではそれを「仲間がほしい」とか「恋人がほしい」と思うのだろうか.
恋人がほしいことが目的ではなくて,恋人がいて何かをすることが目的であろうに,
そのことが目的になっている場合もある気もする.
未だ悩める子供という感じだ.大人ってなんでしょうねぇ.
買った
ユニコーンは再結成する前から死ぬほど聴いてたのだけれど,
奥田民生はきちんと通ってなかったので,買った.
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僕が奥田民生を聴いてた頃,
ちょうどRIP SLYMEも結構聴いていて.
RIP SLYMEを聴いてるという話を聴いた同級生が「RIP SLYMEはHIPHOPじゃねぇから」と僕に言ってのけたことを思い出す.
そんな彼女が聴いていたのはKICK THE CAN CREWでした.
僕も先輩に借りてMDで聴いてました.
ベストアルバムが Apple MUSIC にあったので聴いてる.
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今,彼女は地元で立派な一児の母として活躍してるみたい.
彼女は他にも名言を残していて
「ステージは場数だから」という言葉,今でも何故か心に残ってる.彼女が言ったってことが重要だったりするのかもね.
まぁ本人は忘れてるかもしれないけれどさ.
ねむようこの新しいやつが出てた.
やっぱりこれまでのものとは違い,ファンタジーっぽくていいなぁ.おしゃれ.
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ちなみにねむようこさん,名古屋で活動されてるようで,
朝食漫画に掲載されてた.単行本だともっといろいろ話が書いてある.
やわらかスピリッツ - おしゃべりは、朝ごはんのあとで。 | 名古屋編①
大学時代はサブカルサークルにいたので,浅野いにおとかの話良くしてたけど,
『おやすみプンプン』が謎の結末を迎えてから読んでなかった.
新しいのが出てたので1巻だけゲット.
プンプンにでてくる変な挙動のキャラクターがいたけれど,
この漫画はほとんどそんな人ばかりで,よく話として成立してるなと思ったり.
ともかくグチャグチャした漫画だなという印象を持った.面白く無いとは言ってないですよ.
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