研究の話をしよう
初めに
日記ではないので詳しくは書かないが,本日ボス(教授)と1時間話す機会があった.
1時間話していて,ほとんどが雑談だった.
原因は僕にある気がしていて,つまり僕には研究のネタがないのだ.
研究ごっこと研究と現状認識
僕は学部4回生で,研究室に配属されてそろそろ1年を迎えようとしているのだけれど*1
全く研究が進んでいないという状況.
割と,研究と開発は別というお叱りをうけることが多くて,
自分でも頭の中では理解しているつもりなのだけれど,
うまく納得ができていない部分があるらしく,そういうことをよく言われる.
僕は3年間もプログラムを書いたりする学部にいるにもかかわらず,
開発もまともにできないので,
つまるところ,開発ごっこをしているのだなと思っている.
論文を何本読んだかということ
某大学の某研究室では,修士課程の学生が英語の原著論文を100本読もうという風なことを教員の方に言われているようである.
とりあえず量を読めば,良し悪しがわかるらしく,またその論文の質も判断がつくということらしい.
事前に研究を行う前に必要とされる「サーベイ」と呼ばれる作業.
他の方の論文を読むというニュアンスで使っているが,この言葉は研究室に配属されるまで知らなかった.
研究動向や,自分の研究の周囲を調べることは,とても重要な作業であり,
研究のホップ・ステップ・ジャンプにおけるホップの作業なのではないかなぁと思う.
学部生のうちは,まともにやっていてもサーベイの力はない人が多いというようなことを,お友達の先生*2が仰っていた.
サーベイの作業は研究の一部なのだから,サーベイができないということ,
つまり論文が読めないということは,即ち研究ができないということに等しいのではないかなぁということを思った.
僕は自分が論文を読めないことを棚にあげて,研究を高尚に語るのは今後やめようと思う.
いや,今までも語ったつもりはないのだが,やはりどこかでそういうことを言ってるからこそ,
上記のような指摘をされるわけで,やはりどこかでそういうことを言っているのだろう.
非常に恥ずかしい上に,無能を晒している気にすらなる.
しかしながら現実は
現実問題として,研究室に毎日通い,そこで何をしていましたかと人に聞かれた時,
研究をしていましたと答えたいわけだが,なかなか集中することはできないためうまく答えられないことが多い.
どうせ一年間やらなければならないことなのだし,知的労働を行いたい僕らは,
本来やるべきことを差し置いて他のことをやるくらいならば,きちんとやることやって卒業したい.
やってないことをまるでしたかのように語る癖を何とかしないといけないと思うし,
そういう人は信用されないことこの上ない気もするが,
きちんとやったことを言えるようにしたい.
同期ともっと研究の話をしようと思う.
例えばこういう面白いことがあるよと伝えることは重要だし,人から聞くことも重要.
確かに中途半端な能力/状態の僕なんだけど,
それでも僕らは研究室で研究をしているわけなのだから,
引きこもって一人で何かをするくらいならば,きちんとアウトプットをしようと思う.
幸いにして,研究する環境は最高だし,同期にも恵まれていると思う.*3
先輩や後輩の無駄な雑用を押し付けられることもなく,好きな事をやらせてもらってるわけなので,
もう少し,うまくやろうと思う.
やらなければならないことと,やりたいことはたくさんある.
今やるべきことはなんなのかということと,自分にとってなにをすることがよいのかということをスパっと決めて,
明日に繋げたい.