むかしの話

昔，付き合ってた人からLINEで連絡が来た．
ショートメッセージだから，あまり情報は載せられないけれど，
元気に仕事してるようだった．

当時は今とは違って手元に何もなくて，憧れしか無いみたいな時で，
それでもなぜだか焦ってて，わかりやすい目標や答えみたいなのがある時期だったと思う．

そういう時期を共に過ごした人とのやり取りは，
ちょっとばかり距離感がつかみにくくて，
でもただの「美談」のようにはしたくなくて，
それでも思い出だから綺麗なものしか残ってないみたいな感じ．

今の僕には，昔を懐かしむほどの余裕はないけれど，
肯定的に捉えられてるのならそれでいいのかなぁと思ったりした．

何かの拍子に思い出すことがあっても，「今，彼女は何してるんだろう」って下手に心配しなくてもいいんだなっていうのはありがたいなぁと思う．

彼女曰く，次回の連絡は定年後だそうです．気が長いですね．
僕に定年はあるのだろうか．

いかにも女子っぽくて甘ったるい相手とやり取りしたのは久しぶりだったので，
懐かしさでゾッとする発言があってマジで困惑した．