岸辺のAlbum

teenstの日記

旧友とも未来の話がしたい

恋人の家で恋人殿を見送って,その後すぐに家を出る.
起きた頃には大雨だったが,いつの間にか雨は止んでいた.


電車に乗って梅田に行く.
行きの電車では,
@くんが薦めてくれた,

実世界ログ―総記録技術が社会を変える

実世界ログ―総記録技術が社会を変える


を最後まで読む.
@さんが薦めていた,
【BOOK DARTS】ブックダーツ チョコラベル75個ミックス

【BOOK DARTS】ブックダーツ チョコラベル75個ミックス


を購入していたので,これをポスト・イット代わりに使う.
紹介される研究例が多くて,面白さ半分辟易半分という感じ.
取りまとめの方が書かれたこの分野の研究や社会に対する考え方の部分は,
非常に面白かった.
HCI分野の取っ付きやすさと難しさを感じる.


梅田で@さんと落ち合う約束だった.
バスが遅れていたようだったがこちらも遅れていたので,
お互い待たずに落ち合うことができた.


彼女が関西からいなくなってから出来たグランフロントの様子を見ながら朝食を探す.
僕は既に恋人の家で食べたのだが,付き合う.



関連ランキング:スープ | 大阪駅梅田駅(大阪市営)梅田駅(阪神)


で朝食.

途中,お店の方から「充電はご遠慮いただいているんですよ」と言われる.
なるほど,そういうところかと思ってしまう.

今日日,充電が出来ないカフェなんて!とも思うが,
大阪駅のお店,外から見る分には電源プラグが使えるところはなかなかない.

いや,僕らは飲食をするために飲食店に入っているのだけれども,
それでもそれ以外のことをするというために飲食店に入る人もいると思っている.

実際,そのせいで長居されてしまうと回転率は下がってしまうわけで,
こちらとしてはその分何かを追加で注文したくなるが,それはその人次第なわけで.

結局,飲食店におけるwifiや電源プラグは「善意や申し訳なさ」か「慣例」でなりたっているのだから,
そのどちらもない関西の都市に期待するほうが間違っている気さえする.
大阪はそういう街だし,そういう文化なのだと思う.


とりあえず上記のお店は,電源プラグは存在するが利用は不可とのこと.


大阪は,平野区にある,全興寺に行く.
全興寺公式HP_せんこうじ平野区


平野区,大阪の下町という感じ.
なぜか商店街には幼稚園児くらいのお子さんを持つお母様世代が多い.
大阪のおばちゃんファッションが一通り安く揃うであろう商店街の中に,
全興寺はあった.


地獄堂と呼ばれる建物があって,それを見た.
地獄的なムービーが流れてたりしてた.

キューズモールやハルカスに行くために天王寺へ.
天王寺,大阪っぽくて面白い.
キューズモールのフードコートで食事をした.
僕はモスバーガーを食べ,@saatomはビビンバを食べていた.
キューズモールにいる人達のファッション,時代が3年くらい古い感じがした.

その後,HUBでビールを飲んだ.適当な感じで話していた.
就職の話というか,仕事の話,夏の遊びの話.
社会にでるってことはわかってもらえない体験をするってことに近いのではないかとか話した気がする.

中学や高校の同級生らや,大学の同期らとは昔の話や,上辺の将来の話しか出来ないのに対して,
@saatomさんら鴨川でビールを一緒に飲んだ人たちとは一緒に成長しているというか,
時代が止まっていない感じがある.

時代が止まっている彼らとは,再会してから話をしていくと,
当時の「同時代感」というか,同じ時間を過ごした雰囲気を思い出すのだけれど,
それは当時の居心地の良さを思い出しているだけのような気がして,
たいそう居心地が悪くなるのだ.
先日の部活動の面子はまだマシな方で,先の話もできるのだけれど,
それ以前に出会った人たちとはどうもしっくりこないのだなぁという気になっている.

同窓会と呼ばれる性質のもの,毎回行って8割ほどの充実感と2割ほどの残念さを持ち帰っているような気がして,
そしてそれが故郷の残念さにも繋がっていて,
気持ちのよい折り合いの付け方というのは,本来できないものなんだろうななんて思ってしまう.
生まれてからずっと同じ土地で過ごす彼らにとっては,
故郷も今暮らしているところも同じ土地なのだから連続性があるのに対して,
離散的な自分とはどうしても同じ立ち位置で話が出来ないのかもしれない.
嫌であれば,今住んでいるところに逃げれるという自由があるというか.

思えば,地方から上京する物語を通して,地方を望む随筆はいくつか読んだことがあるが,
僕のように非東京に出てきてから故郷を望む随筆は思い当たるものがない.
東京という異常性に誤魔化されてしまい,うまく地方の描写ができないのではないかなとか思う.

とにかく,僕がかつて@saatomの恋愛の進展を毎回期待していたように,
彼女の人生の展開も期待してしまうのだと思う.
そして自分の期待はずれのところから話が進んでいくあたりが,
僕にとっては非常に聞きがいのある物語になっていたことを思い出していた.


ハルカスの上に登ってみた.
近鉄百貨店の九州大物産展に行って試食した.
うまいものに囲まれて過ごすことはいいことだと思った.
吉三郎という焼酎とか豚の角煮まんじゅうとかあった.

わかれて家に帰ったら夕方,家で作業してた.