岸辺のAlbum

teenstの日記

雑記

「みんなは僕よりできるから」みたいなことを言うと,カチンと来る人がいるらしく,
彼らいわく,「お前と違うのは生まれとか環境じゃなくてそこで努力してるかしてないかだ」
とか,「オリンピックの選手に,そういうこと言うと怒るやろ」みたいなことを言ってて,
まぁ言いたいことはわかるけど,それは僕の考え方とは違うなって思った.


オリンピックの例が出たから少し書くと,
為末大って人がいて,その人が


みたいなことを言ってて,わりとなるほどと思ったりした.

多くの人が語る成功体験みたいなのは生存バイアスみたいなのがあるし,
結果論みたいなところもあるから,そういうことは切り分けないといけない.
オリンピックに出れることはもちろん努力が必要なことだとも思うけど,
努力ができるポジションにいるかみたいなのも残念ながら大切な要素だと思う.


僕は前に自虐として入試に落ち続けた話をよくしていたのだけれど,
客観的に見ると,僕は選ばれた側の人だし,
その分,選ばれなかった人たちの分まで頑張らないといけないなとも思うのだけれど,
圧倒的な原動力にはやっぱりならない.


努力するにもモチベーションみたいなのもいるし心の豊かさみたいなのもいるし,
体力みたいなのもいると思う.
努力が足りないみたいなことをいう人,
家族が死んだばかりの人に,「努力が足りない」って言うのだろうか.

努力ができるかどうかも含めて才能だと思うし,
得意な部分で勝負したり,うまくいかない場合は試行錯誤できるくらい豊かでないと,
辛いと思う.


僕はわりと研究室にいるときは辛いことも多かった*1
僕の場合は他者に対して圧倒的な劣等感を感じすぎたり,
自分に対しての無駄な自虐が原因だったと思う.

でも,そういう気持ちになることがわからないマッチョな人と,
僕ははわかりあえないだろうなと思う.
マッチョな人が発する言葉がときに人を病ませるし,最悪の場合殺すんだという実体験がないから,
おとなになってもそういうことを平気で言えるのだと思う.
僕は今の環境に来る前は人に無遠慮なことを言ってきたこともあったけど,
でも,今の環境に身を置けたことでいろんなロールを体験できた.



人と関わるのは計算機を扱うことよりも難しいので,
やっぱり訓練が必要なんじゃないかなぁということであって,
上記のことがわからないやつは何も言うなということではない.


僕はわりといろんな環境を知っているので,
いい環境にいらしたかたは,よかったですねと思う反面,
この人達にはわからない世界があるよなぁとも思う.

選ばれた人間なので,というと偉そうに聞こえるけど,
いい環境にいるということはちゃんと考えておかないと,
辛いだけになりそう.
ノブレス・オブリージュって考え方が妥当かは知らないけど,
まぁそういうふうに考えて成果を出せるのなら問題はない気がする.



僕の先輩というか友人というか,まぁそういう存在の人がこういうことを書いてる.
修論を効率的に進めるためのたったひとつの方法 - UDONCHAN

愛聴してるポッドキャスト
Rebuild: 32: How We Work Remotely (Naoya Ito)
でも同じようなことを言っててびっくりした.
rebuild.fmに出てくる人,すごい人達が多いと思ってて,
こういう人たちは息をするように生産性の高い仕事をすると思ってたけど,
実はそんなことない,ちゃんと機械でコントロールしてるみたいなのが良かった.
そういう,駄目なところというか人間として仕方ないところもきちんと公開できるってことは,
いいことだと思う.




僕はマイクロマネジメントされると,
うまくいけば人並みにはパフォーマンスを発揮するのだけれど,
それは管理者側からはかなりストレスになるだろうし,負担にもなる.
かといって放置されると,僕は雑なことしかしないので,
まったくよくない.
マイクロマネジメント時の成功体験しかないから,
正直自分一人で何かをやるみたいなのは怖くて仕方ない.

これが自分に対して厳しくできれば,生業になるのだろうなと思うが,
正直今のままでは厳しさしかない.


この話は雑に書いてて,
別に似たような話をいくつか下書きしているのだけれど,
これは今日たまたまそういう話がでたから,
書いておくことにする.
何が言いたいかは自分がいちばんわかってないので,
あとで修正を加えるかもしれない.

書けばもやもやがまとまるかなと思ったけど,
全くまとまらないし,頭が痛くなって辛い.


あぁ,あと自虐というか,不必要にじぶんを卑下するのはよくないね.

*1:研究室内で比較されないので,就職活動とかインターンとかはよい印象になってる