岸辺のAlbum

teenstの日記

ITエンジニアと薬剤師が出会うとお薬手帳の電子化の話題が出る

昨日の段階では休みを取ろうかと思っていたのだけれど,
休みが取れるかどうか判断を仰ぐときには上司はいないので,
とりあえず労働現場で起きた事例だし,仕事としてできることをいくつかやろうと思っていた.


とはいいつつも,結構疲れていたので,定時に出社して朝ごはんを食べてから作業をしようとする.
手を拭くためのウエットティッシュに手を伸ばしたら,
ちょうど死角になっているところにお探しのものを発見.


死角になってることが問題と考えて,必要のない備品を返還して,デスクの整理.
そもそも死角以前に必要のない備品は邪魔だったのだけれど,踏ん切りがつかなくてそのまま放置してたのだった.

総務に連絡をして,警察に届け出を取り下げるために電話番号を確認.
遺失届はネットからも提出できるらしいのだけれど,なかなかイケてないので使う気になれない.
行政のWebを使ったやりとりのイケてなさ,需要がないからなんだろうなぁ.

イケてないサービスといえば,お薬手帳が思い浮かぶ.
薬剤師の方が「お薬手帳は年寄りに有効」という話をされていたのだけれど,
結局普段から医者に行く必要のない人たちはたまにしか使わないので,
お薬手帳はいつも「家にあります」といって,その時に貰ったシールはそのままDROPされてしまう.
この間お世話になった薬局の窓口の方は「法律が改正されて,お薬手帳がないとシールは貼れないんですよ」ということを仰っていた
シールの扱いは勝手に薬局やベンダーがやってたことだと思っていたので,
そこまで法律で規定されてたのか.と驚いたものだった.

薬の情報,お薬手帳を使うまでもなく自分でEvernoteに記録してるし,
個人情報が書かれた書類が無駄に一枚世の中に生まれてしまうことを考えると,
あまり気乗りしない制度だなという感じ.
Webでお薬手帳情報を調べると「東日本大震災の時に情報が流されたが,お薬手帳のお陰で......」という心あたたまる根拠*1が書かれていたのだが,
個人がメモをとっていたおかげで,引き継ぎがうまく行かなかったシステムが復旧しましたみたいな話だし,そんなものを法律にまで乗っけてしまうの,それってどうなの感がある.
まぁ,このへんの話はまじめに取り組めば一代の財を成す以上のものがありそう......


年に数回くらいしか医者に行かない人が,
普段の情報端末とは別にお薬手帳を持つメリットなんて,
デメリットと比較すればほとんどなさそうだし,
例えば僕が意識不明に陥って,救急隊員の人が「お薬手帳を参照しよう」なんて気持ちになるか微妙*2
お薬手帳のヘビーユーザーの多くは,お薬手帳が必要な層だとも感じるので方向性は間違ってないのだろうが,
せめて特定健康保険料が年寄りのために使われているように,世代や疾患レベルで必要ない人は免除するという方向にいかないのだろうか.
人命や個人情報が関わってる話だし,少しでも抜け道があると事故が起きる可能性があるという主張もわかるのだが,
無駄な作業に煩わされて,起きてしまう事故のほうのほうがよほど怖いと思うのだけれど.
ただ,化学や薬学,医学を学んだ専門家はそう考えないだろうな*3とも思うので,
現実的な制度やユーザビリティをうまく組み合わせられる方法はないものなのだろうか.



昼は先輩と昼食.
今日のテーマは紛失のワークフローと社内における「黒い画面」について.
わかってなさがわかってない問題のことも少しだけ.


午後はコードを書いたりしていた気がする.
従業員満足度調査みたいなのがあったので,結構正直に答えてしまった.


定時後.
僕が正式に採用されたことになったのが先月なので,
部署でそのお祝いの飲み会をしようという話になったので,参加.
インターンの方の歓迎会も兼ねて.

自分の名前が付けられている飲み会,相当居心地が悪くて,
僕の個人的気持ちとしてはインターンの方の歓迎会という感じ.
これまでの人生で祝われ慣れてないというのがある.
あまり聞き役に徹しているのも問題だなと思ったのだけれど,
祝われ慣れてないのと,
英語のコミュニケーションなのでいい感じの切り返しはできないわで,結構大変だった.


今日は上司にまぁ悪くない報告もできたし,まぁまぁな日だった.

*1:「お薬手帳」いらない?/診療報酬改定で拒否増加 | 香川のニュース | 四国新聞社

*2:薬剤師,これを僕に本当に使わせる気があるのだろうか,と思うこともあるし

*3:薬の効果を知ってると迂闊なことはできなさそう