岸辺のAlbum

teenstの日記

かつての自分を振り返る旅

自分が高校生だった頃に指導してくださった先生がWebに日記を書いていたことを思い出し,
それを遡って読んだ.
僕在学していた前後の数ヶ月を一気に流し良んだけど,
今になると「わかるな〜」って思う箇所がいくつか.
当時はそれどころじゃなかったというのもある.
自分のことも書かれていたことを思い出し,該当箇所を読む.


先生は特に研究熱心で,かなりの教育に関する書籍を読まれていたようで,
今でも多くの人の日記をWebで読むけれど,
量も質も下手な研究者よりも研究熱心なのではと思うくらいのIO,
ITエンジニアの勉強量どころではないな,という印象を持つ.


自身が数年間身をおいてきた教育/研究機関,
そして会社の教育についても思いを馳せる機会があるのだけれど,
よほど現実的で,真摯な気持ちでお仕事に取り組まれていたのだなぁと思う.
理想も語りつつ行動はまさしく現実的で,自分のいる世界での振る舞いが恥ずかしく思えるくらい.
日々の授業についての話も記述してあり,当時の記憶が一気によみがえる.
僕は真剣な生徒ではなく,先生の手をわずらわせ続けたため,
授業自体に良い思い出はあまりないのだけれど,
先生が授業の合間に話してくれた価値観が,実は無意識の行動に繋がっているのだなと再確認.
「ポータルを作る」ということを最近は意識しているけれど,
ポータルがまた一つ見つかった気がした.


父も母も,そして先生も自身の鍛錬のために,専門に関する書籍は惜しみなく購入していたし,
僕が本を購入することをさほど厭わないのは,そういう人たちに囲まれて成長したからだろうなぁと思う.


世の中の表の世界に出てくるような,華やかな学校での生活ではなかったのだけれど,
卑下することはなくて,わりと自信を持ってもいいんじゃないかなと思えただけでも発見かなぁ.