岸辺のAlbum

teenstの日記

夏休み2014(2日目)/YAPC::Asia2014(1日目)参加

金曜日.夏休みを一日消化してYAPCに行く.
慶応の日吉キャンパスに行くのは今回で2回目.
YAPCの参加は初めてで,今はPerlに関わることはほとんど無い.


所謂,学術会議とはコンテキストが全然違う.
かといって「勉強会」「読書会」ほど特定の人ばかりとか共通項もスキルも一緒じゃないのでなかなか面白い.
良い文化だなぁと思う.


Releasing perl - YAPC::Asia Tokyo 2014
一発目は,perl releaseの話を聴いてた.
どういうふうに開発してたか.というの.
通訳のレシーバー貰って聴いてたけど,
通訳と英語を一緒に聞くの大変なので,途中からスライドを読みながら英語を聴いてて,
意味がわからないところは,レシーバーで聴くみたいな感じ.
なんで開発に時間がかかったのかとか,それからどうしたのかみたいな話.Pumpkinの存在の話を聞いた.
リリースの仕方の流れを一通り解説という感じ.結構面白かった気がするけど,リモートの大変さとかそういうのは聞けなかった気もする.


完成されたシステムなどない。完成された人間もいない。あるのは成長し続ける未完成なシステムと、それを支える未完成な人間だけだ - YAPC::Asia Tokyo 2014
ポエムトークのふりをした当たり前のことを啓蒙するという話で,これを聞いて当たり前ことをきちんと言える環境は良いなぁと思った.
理想論,聴いていて楽しいし,勝って兜の緒を締めよという感じになるけど,それにむけてどう解決したかということをある程度一般化されたものを聴きたいというのがある.
意識にないこと,認識できることと,実際にやることってのはそれぞれ差異あると思うので,
「問題は分かった.それをどうするかということが聞きたいんや俺は!!」という気持ちになった.
やはり,スピリチュアルな話が重要視されるのは,実際の現場ではいろいろあって大変でそういうことを忘れてしまった不幸なプロダクトがあるということなんだろうなぁと思うし,
適切な啓蒙活動は重要なんだろうなと思う.
個人的にはくねくね感を感じたので,コミュニティのコンテキストがわかってればさらに楽しめたのかなという気持ちになった.


最近のウェブサービスの検索機能やその先の話 - YAPC::Asia Tokyo 2014
やんべさんのエラスティックサーチの話.
地味にはてなブックマーク検索エンジンの歴史が聞けたのがよかった.
最近いろいろやっててjsonスキーマーでいろいろできる便利さというのはだんだん感じている.
はてブ機能の例でyanbeさんがフォローしてるブクマユーザの人で大学院の人がたくさんでてきたので,「あっ,◯◯さんだ」みたいなことをついつぶやいてしまった.




昼はラーメン,武蔵屋でラーメンを食べた.


関連ランキング:ラーメン | 日吉駅



Perl::Lint - Yet Another Perl Source Code Linter - YAPC::Asia Tokyo 2014
プレゼンテーションとしてなにより面白かったし,話としてもなるほどという感じ.
静的コード解析の分野,興味を持って注視しているところもあるので,
デモの重要性をきちんと仰っていたのもハッとさせられた.
もちろん投票しました.

Git を使ったツール開発 - YAPC::Asia Tokyo 2014
.gitの中身を見ること,最近増えてきたけど,
きちんとドキュメント(helpとかを含む)を読むと,それは別に.gitの中を見なくても良いということ.
そして,それについてきちんと説明してくださったことに気づきがあった.

コマンドラインツールについて語るときに僕の語ること - YAPC::Asia Tokyo 2014
トークを聞いたら気づきが合ってよかった.
流れるようにプレゼンテーションが進んでいたので,全くメモが取れなかったけど,
スライドも十分後から見返すのに耐えられるもの(それがいいか悪いかは別の話を)だったので,
実際にCLIツールを作るとき参考にさせていただきます.



京都からいらした方にお会いしたり,
ネットでしかコミュニケートしてない方や,ハッカーの方とお話出来たのが良かったが,
だんだん自分の仕事がなにやってるかうまく伝えられないのがもどかしくなってしまって,
だんだんつらくなることが予想できたので帰った.

特にuiureoさんについては,ブログも当然だし直接コミュニケーションとってもキレッキレでいつもハッとさせられる事が多くて,そのことを伝えたりした.
fubaさんと話が出来たのがけっこうよかった.もう少しお話したかった気がする.
詳しくは記録しない.


個人で来てたわけだし,所属をおおっぴらに公開しにくいの,難しいなぁと思ったけど,
きっとそれは考えが甘くて,人間に所属で判断するのはだるいとか言いながら,わりとそれにおんぶになってる状況とか,
自分の主なプロダクトがないという状況や,所属でどうしても判断するという慣例から抜け出せてなくて,糞っぽい.
でもよくよく考えてみるとあんちぽっぷさんの記事とかによく新卒/第二新卒/中途採用と求められるエンジニアの曲線が書いてあって,
それを見る限りでは入社時では全く使えない(でも多くの会社では半年から1年で既にそのレベルに達している(らしい??)),
他の会社の人よりも個人行動がしやすいだけのよくいる新卒レベルかそれ以下なので,
現実を見ろ,驕るなということなのではないかという感じ.


ここのコミュニティに認められたいわけじゃないけど,
自分の価値を伝えられないのは辛いことだと思う.



最近,「スライドをアップロードする文化」みたいなのが増えてて,
それをすればよいみたいな風潮もあるけど,やはり一番重要なのは,現場に行って話を聞いて,コミュニケーションを取るということなんだろうなと思う.