岸辺のAlbum

teenstの日記

いつかなくなる会社の話

ネットの海を彷徨うと,DECという会社の存在が目につくようになった.
僕は,ミニコンオフコンマイコン*1なんてものは縁がないところにいたし,
DECがそもそもどういう事業をしていたのかすら,ほとんど知らない.


それでもすごい人が「当時はDECにいて」という話をしているのを見かけるので,結構すごい会社だったんだろうなと思いを馳せることはできる.

会社はいつかなくなるかもしれないし,なくならなくても今と同じ仕事がずっと続いてることなんて,この先どんどんなくなっていくんだろうなと思う.
所属のプレゼンスを高めることは,HRの側面からは大切だと思うけれど,いちエンジニアとしては,
会社がすごいからよいという見方ではなく,すごい人がたくさん集まってる「所属」という見方をしていきたいし,
そういうものにだまされないようにやっていきたいなと思う.



学(校)歴というものについて,
良い面もあると思うけれど,それに意図的にぶら下がってる人が多いのも事実で,
働き蟻の法則よろしく2割の人の業績を,8割がぶら下がって自慢するという感じなのではないかなとずっと信じ続けているところがある.


とにかく今は,よかったなと思う面もあるけれど,過去の所属情報ががうざったくて仕方がないという感じで,
特にリアルの人間関係においては邪魔でしかないし,相手の判断を鈍らせるという感じ.
それに見合うだけの努力や成果を出してこなかった自分が悪いのだけれど,
求められてるのは今の仕事なので,本当に過去の亡霊をなんとかしたいと思い,もがいている今.
いろんな人から二つの道を教えられていて,一つは「過去の亡霊を利用するやりかた(勝算はある)」,もう一つは「過去の亡霊を無視して,関係ないふりをするやりかた」.
もちろん何もかも投げ捨てることはできないのだけれど,気持ちとしては後者に気持ちがある.
まぁ普段は忘れてるんだけど,ふとした時に思い出されて「あぁ,辛い」という感じになる.
その上,卑下したくなるレベルでも所属していた事実は変わらないので,いい感じで考え方がオーバーライドされており,
自分の引き出しがそこからいろいろ出てくることも辛い.もちろん中途半端な引き出しなこともさらに自分を辛くさせる.


所属関係なくもう少しフラットにいれたらなと思う.コンプレックスもあるんだろうけれどねぇ.
そしてもし今と所属が変わったとしても「当時は◯◯にいて」と胸を張っていけるように,
日々を暮らしやすくしてる.

*1:小型の黒い小さな四角のゲジゲジみたいなアレの方ではない