岸辺のAlbum

teenstの日記

たとえばparse.yから読み始めない

今思うと笑えてすら来るけど,
学部時代の所属にはいくつか計算機部屋があって*1
その内の一つに,大講義室だか講堂だかを改造したところがあったのを思い出す.
大学はしょっちゅう改造されていたので,僕が卒業するときにあったのかどうかすら覚えてないけど,
階段のような机にNEC製だったか,タワー型のマシンと,ディスプレイがずらーっと並んでいて圧巻だった.
あそこは人が多いところだったから,そういう光景もあまり不思議ではなかったのだけれど,
あれくらい人を収容して,使わせるってのはなかなかすごい.
あそこで.emacsを編集したり,OSSについて調べたりしていたのだった.
もう少し良い時間の使い方があった気もするけれど,それでも結構優雅だ.


Steve Yeggeの話,読んでなかったので読んだけど,
ただただすごいという感じになる.
これまでの経験と結びつけるといろいろと思うところがある.

自分の指向するものが何なのかということを最近考えていて,
タフな旅になるかもしれないし,必ず勝てる方向じゃないことを求めているなという自覚がある.

興味があることと勝てることは違うので,
いくら興味があろうとも今の僕がparse.yから眺め始めてはいけない.

でも,長い時間かけるならparse.yを読んでもいいかなと思う.
もちろん飯の種はきちんと確保した上で.


そういえば先日,「幸服無限」というフリーペーパーを手に入れた.
幸服無限


確か@11by11さんがこのフリーペーパーについて書いていたのをみて,
気にかかっていたのだった.
僕は服が好きな人ではないので,この冊子にかかわることは一生不可能な気さえするけど,
それでも自分とは違う思考の人たちがどういうふうなプロセスで物事を考え,
意思決定をしているのかということにも興味を持っている.

そういう意味では,手に入れて正解だった.
ウェブでは読めないものがまだまだたくさんあって,不便だけれど幸せだと思う.

*1:実際,法人全体の計算機部屋を考慮すると少なくとも片手では収まらない拠点があった気がする,その辺はネットにいらっしゃる先輩方のほうが詳しいはず.普段は先輩だということを意識しないけど,こういう懐かしい話題を思い出すと,あぁそういえば彼らは,という気持ちになるのでなかなか興味深い