岸辺のAlbum

teenstの日記

横浜デート2014秋

朝起きると雨.結構勢いがある.

@_udonchanとデートする予定を立てていたので,そのままゆるやかに予定を合わせつつ横浜駅に集合.

まずは昼食.
天下一品の関内店に行くために横浜駅から関内駅まで移動.
根岸線の車両から東急の路線跡を眺めたりする.



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久しぶりの天一
奈良時代は,周りの人が天一が好きじゃなかったので,
一人でたまに行くくらいであまり行かなかったし,
こちらに来てからも気軽に行くことはない感じだったので久しぶり.
(ネットを観測してると確かにわかるレベルの)ちょっとした人材流動情報を耳にする.

どんちゃんに,僕がストイックでは?という話をされる.日記を見てたらそう思ったとのこと.
のんびりしすぎてたってのとかあるし,
言ってるほどやってないよとかそういうことを話した.
ネットには嘘は書いてないけど,それでも恣意的な物はあると思う.


次に当たりをつけていた横浜オクトーバーフェストに行く.
タクシーに乗って移動.

会場に到着して,入場料300円を払い入場するも,台風のため野外には誰も居ない.
大型のテントがあるので中に入ってみたところ,席は満席.
やぐらのステージにはドイツなバンドがいて,客も大盛り上がりで民謡や乾杯の歌を歌っていた.異様な光景だった.あそこまで盛り上がってくれるとやってるほうも気持ちが良いと聞く,なるほど.


席が空いておらず,席を見つけるのも一苦労.
確かに行列ができるほどの人はいなかったけれど,それでも雨が降った時もちょっと大変.
周りが騒がしくて,大声で話さないといけないのと,
だんだん寒くなってきたのが辛くなったので,ビール一杯で会場を後にする.


実は赤レンガ倉庫に行ったことがなかったので,施設に入る.
商業施設.かなりのデートスポットだったため,
飲酒した男二人で巡っても何も面白くないことがわかる.

その後ワールドポーターズ汽車道を通り,桜木町へ.
共通の知人に対する見解や非正規雇用の話をした.
横浜まで戻る.
横浜駅の地下を歩き,ベローチェに行く.
ベローチェはコーヒーが安いので最高.


写真の話.
写真については大学サークルの偉い人をやっていたことをよく彼から指摘されて,
僕はそのたびに「全く写真撮ってないですよ」とか言い訳してる.

写真部の経験,写真の見方とか,作品を作ることの難しさを長い時間をかけて得たというのがある.
部長に関しては幹事能力,人をまとめたり指導することの難しさ,あと面白さとかを得たというのがある.最低限の社会性を得るために利用させていただいたという感じがある.
理系・文系みたいな議論とかも頭が切れないなりに参加したし,
理系大学生が重要視するイベントと文系大学生が重要視するイベントが,
同じ大学とはいえかなり違うことを知り,その調整に苦心したというのも懐かしい思い出.

僕は既存の枠組みを否定したり壊すだけ壊して,最後は逃げてしまった自覚があるけど,
流石に半世紀以上続く歴史と伝統ってのは1年程度バカがトップをやってもびくともしない程度にはうまく出来ている.文句をいうならやってみなという感じで,いろいろと新しいことに手出ししたのも面白かった*1
「先輩が〜」とか「伝統が〜」とかほざく人間をぶっ潰すことに注力する反面,
「長く続いてることには意味があるんだよ」という先輩からのありがたいお言葉も,未だに思い出す程度にはきちんと心に残ってるし,否定的になりすぎないように考えるってのは訓練されたかなぁと思う.

そして,マネージャが求められる能力とプロフェッショナルが求められる能力は違うという,我々の世界では当然の話につながる.
むしろ,本業の方は研究室やインターネット活動の比重が大きくなってくることによって,
捌ききれなくなるという残念体験のほうが大きい.
特にやり直したいと思うほど悔いが残ってるわけでもないし,
あの時にあの仕事は僕以外は引き受けられなかったと思うけれど,
それでは当時の僕がどうするのが良かったのかというのは,イマイチ気持ちのよい答えは見つかってない気もする.

ということはヒトコトも喋ってないけど,つい思い出してしまったのだった.
そう,彼と初めて会った時がちょうどその時期なので何かあるのかもしれない.


どんちゃん,叩けばいろいろ出てくるという感じで,
いつも話すたびに,自分の考えの至らなさを知ることになる.
実は結構な先輩なのだけれど,ネットが知り合ったきっかけだと,どうしても先輩後輩という感じになりにくいのだと思う.
僕の傍若無人なキャラクターは差し置いてもね.



ソフトウェアの話.
銀の弾丸などない」という用語について話す.
話しながらうまく説明できないことがいくつかあったので,
また読みかえそう.

ちなみに現職ではないが,
人間がどんどん投入されていくクソみたいなプロジェクトに参加したことがある.
その後,フォローアップで偉そうに「『人月の神話』って知ってます?」なんて答えてしまったのを覚えてる.
若気の至りっぽい.
初期段階では,絶対炎上しないし,炎上しても人間追加で投入すること考えてないみたいなことを言ってて,
実際に宣言とは逆のことを行ったので,あれはマネージャが糞だったと思う.
炎上することはまぁ許せるんだけど,いろいろと誠実じゃなかったのがちょっと思うところがあったなぁ.だからこそそういうことを言ってしまったのかも.


ここでも共通の知人についてや.
仕事やギョーカイについてを中心に話をする.
特に仕事については聞ける人があまりいないということもあって,参考になる.
ぜひ聴いてみたいことがたくさんあったのだった.


どんちゃんからは逆に

  • @saatomとはどうなってるのか
  • @pajamajpって誰,気持ち悪いくらいtwitterのfavをつけてくるんだけど

と聞かれたのでそれぞれについて回答.どっちも女性の話じゃないか…...
ついでに自分自身の思考が,女性的と言われるものに近いことを伝えてみて,一蹴される.


たまたま持っていた 『医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)』を紹介.
発達に関する話は最近興味を持ち始めていて,
特に人の特性については以前から
『ピープルウエア』や『リファクタリング・ウェットウェア』あたりを読んでみていたのだけれど,
これらの本が対象にしているのは,僕がよく言う「出来る人」ってやつで,
この本についてはその出来る人とはなにかとか,それ以前に焦点を当てている感じ.
「高校1年生から3年間4時間勉強すれば東大に入れる」というのは,
それまでに発達した人間が言える宣言なのだなと思っている次第.

本読んでて気づいたけど,
集中力のなさがワーキングメモリの少なさに由来するというのは,なるほどという感じ.


いつかある人に,ここまで日記を書けるってすごいですね,自分なら忘れてると思うというふうなことを言われたことがあって,
それはやってみたことがないからそういうふうに思うだけで,意外と記憶力は使わず簡単にできる.
例えば昨日の夕食だけを思い出そうとしても僕はあまり思い出せなくて,
でも「@saatomと会って……」ということから考え始めると簡単に思い出すことができる.
ストーリーを中心に記憶が残っているというのが日記の書きやすさに繋がっているのだと思う.
どうして知的労働をしているか不思議になるくらい自分自身はあまり暗算も得意ではないし,言語の特性も低い,
反面,自分に起きたストーリーベースで話を組み立てることは,他の能力に比べると高いし,それに関しては記憶力もいい.

自分の知能についての戦略はいくつかあるのだけれど,
戦略を立てるにはまず計測を行う必要があるので,
そういう意味で自分の特性がなんなのかということを知るのがいい.
例えばギャラップのストレングスファインダーとかは,
いいところを見つけるにはなかなか良く出来てると思うのだけれど,
今回挙げたこの本に関しては,自分の学習や研究のためのプリミティブな部分を計測するという点で優れていると思う.

高校で担任の先生が指導のために,学生に内田クレペリン精神検査を生徒に受けさせたことがある.
やってることは憶測に基づかないという点でよほどエンピリカルだし,
それくらいしないといけないくらい問題の多い集団だったのかなと思う.
ちなみに同じ時にTOEIC Bridgeを受けさせていたのも思い出す.
英語担当の先生が,進学校の生徒でセンター試験を受けるくらいなら,TOEICを受けて600点は余裕で超えるとおっしゃっていたのも懐かしく,
未だにTOEICを受けていて,それが評価につながるというのもなかなかおもしろい.
あのTOEICbridgeを受けていたことで,大学1回生の英語振り分けテストにおいて苦手な英語においても戸惑うことなく解くことができたし,
お陰で少なくともすれ違う人間の質が一気に変わったというのがある.
もちろんそのせいで英語を全く勉強しなくなってしまい,その後様々な悲劇を生み出してしまうのだけれど.

話がナイル川のように蛇行したので,元に戻す.

仕事に対する愛情.
愛については非常に大切な要素だと思っているので,
いろいろ話す.
普段から上記のことは考えてて,こうしてテキストに落としてることも結構話すのだけれど,
自分の考えが及ばないところとかは,人と話してうまく補強していくのがいいやり方だなと思ったりした.
あと書いたら忘れる!ってのも結構大切そう.逆に貯め続けるとしんどい.


異常に寒くて,パーカーを着てきてよかった,それでも寒い.という気持ちになった.秋が近づいて,つらい気持ちになる.

しかし,2日もデートするとちょっとしんどいなぁという感じ.
学生時代には簡単にできていたのにね.衰え.



実家では台風や大雪などの大きな災害につながる気象状況は,一大事という感じで,
外にでるべからずという家庭で育ったので,
台風が接近している中,外出したのはちょっとした違和感があった.

ある人が,「台風の中,田んぼの様子をあれだけ見に行ってはいけない」と言われているのに,どうして見に行って事故に遭うのだろうと言っていたのを聞いて,
(申し訳ないけど)想像力が足りてないなと思ってしまってことがある.
稲を育てるには田んぼに水を引き入れることを管理する必要があって,
用水路から水を引き込んだり,逆にせき止めたりしてうまいことやってる.
大規模農業になると事情が違うんだろうけど,
個人の農家みたいな感じだと結構ローテクで機械式の水門とかなくて,
木の板で水をせき止めたりして水を調節する.
例えば流れてきたものが水をせき止めたりしてた気がする.水の管理,難しそうだった.
しかも台風が頻繁に来る時期は,日本の多くの地域では稲作における稲刈りの時期と重なっていて,
しかも稲刈り前の稲は,結構重くなっていて,強風のせいで倒れてしまう.そのまま田んぼの地面についてしまって出荷が難しくなるみたいなこともあったと思う.
ソフトウェア開発の文脈でいうと,台風が来たらリポジトリがぶっとぶとはいかないけど,異常なコミットが大量に増えてて大変みたいな感じだと思う(適当).


というようなことについて普段から考えていたのだけれど,
まさしくな話が(なんと!)アンサイクロペディアに書いてあった.
田んぼの様子 - アンサイクロペディア
さすがに「都会の反応」については言いすぎだと思うけれど…...

アンサイクロペディアに加えるならば,農業従事者は平均年齢が高いというのもポイントだと思う.
しかしここまで考えが近いとは......以前このページを見たのだろうか…...


その他にも豪雪の中,雪下ろしをしなければいけない理由を直感的に理解するにはそういう環境を置かないとわからないだろう.
まだまだ僕も知らないことは山ほどあるので,その事自体を知らないことについて攻め立ててはいけないなと思う.
日本の重要な産業だった一次産業について何も知らないとはと言ってしまうと,その言葉は同様に日本史や世界史を知らない自身にも適用されてしまう(自分については反省すべきだとは思うが).

ただ人間の行動にも理由があるので,
事件になるくらいの行動であれば何かしらの理由があると思うのが,
重要なんじゃないかなぁと思ってる次第.

*1:これに関しては今ならうまくやれるかな