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岸辺のAlbum

teenstの日記

『日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点』読んだ

人に紹介されたので読んだ.


Webで調べると「こういう考え方はどうなの」と言ってる人もいるけど,
個人が主張・行動することについて,a) 黙っておくか, b) 発言するかのデフォルトをどっちにするか*1という話だったり,
同じコミュニティにいるからむやみに信用する「安心社会」か,
人をきちんと判断してから信用する「信頼社会」か,
という話は面白い話だと素直に思った.

『日本人は集団主義』『欧米人は個人主義』のステレオタイプが誰にでもあると思われますが、著者はそれを科学的手法を用いて否定。欧米人より日本人の方が個人主義的である。しかし、『みんなに合わせて行動する方がトクをする』もっと言えば『集団に合わせなければならない』外部環境にあると指摘。そこで現在の日本社会はエポックにあると述べています。
さらに上記の論を敷衍して、『安心』と『信頼』をキーワードに据え、いじめ問題や武士道精神について言及しています。
特筆すべきはいじめが起こる要因は傍観者の数にあると指摘している項。まさに瞠目に値します。
『日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点』のレビュー 山岸俊男 (neutralerstadtさん) - ブクログ


サブタイトルの「現代日本の問題点」というのは,
まぁわかりやすい例くらいにとらえておくと良いかなと思うのと,
最後の「武士道が日本を滅ぼす」という主張については話半分でいいかなと思う.
あと,実験や調査について引用してるんだけれど,
一般書だからか引用元が書いてないので,苦労した.

*1:使ってた用語は違った気がする