岸辺のAlbum

teenstの日記

台風前

本日の就業時間中に,この先の僕の仕事を決めるような話が,いくつか舞い込んできた気がする.
具体的には,自由度の高い予算を獲得して,それに伴いいくつかの予定を立てる必要が出たということ.
そういえば昨日,昨年度のn%でやっていた活動について,雲の上のほうから評価されたりもした.
昨年度のことは僕一人がすべてやったことではないので,他の人に感謝の気持ちもある.
また,予算がついたことについても同様にして,同僚に頼る場面も出てくるだろう.
しかし,自分の名前で立てた計画であり,自分の仕事としてやり切る覚悟,これはどうにも自信がない.
やる前から目をそらしている気がする.これはまずい.死臭がする.


なんとなく「こうなりたいなー」と思って,それなりに用意しておくと,
「いつの間にか,チャンスがくる」のは真かなと思う.
実際に想像していたよりも早く来てしまった.
しかし,現状は用意はしていても,迎え撃つ準備はできていない気がする.



しんどくなったら、逃げてもいい・・・いつ? - アメリカポスドクの歩き方
最近「仕事に上下関係なんて,ないんですよ」なんて話をした.
「難しいことができるから偉いとか,そういうことはない」という話だった.
それぞれが与えられたことをやる.
でも,僕自身,生存戦略として代替不可能な仕事を選択して,こなそうとしている.
たぶんこの辺はまだ僕にとっては曖昧な話題なのだと思う.


「職種に上下関係なんて,ないんですよ」なんて話をしなければならない事自体が,不幸かもしれない.
それぞれが,役割を理解して尊厳を持ち効果的に動けていれば,こんなことは考えなくても済むとも思う.


「AとB,どちらが偉いとかない」という話をよく聞くけれど,
自分で反芻しながらも,詭弁かもしれないと思う時がある.
Aをこなせなかった結果,Bを行うことになる.
撤退した人や組織が,撤退した事実を押し黙るか言い訳のようにしか語れないのならば,
撤退したくなくなるのは,自然かもしれない.


状況がうまく好転した時になってから,過去の失敗談を語る場面をよく見る.
そうじゃなくて,うまく行っていないかもしれない,失敗しているかもしれない時に,
現状を記録を可能であれば公表し続けること.
後から「失敗」というタグをつけることはできるけれど,
実際にどういう現象が起きたか記録されてるのと,そうでないのでは大きな違いだと思う.
後からは,良くも悪くもなんとでも言える.


僕には,失敗や逃げた結果の事例がまだまだ少なすぎる,成功した事例も少なすぎる.
失敗したか成功したかとかはどうでもよいのかもしれない.
何も考えずに何もしなかったことが問題なのかもしれない.選択した実績を増やそうと思う.


そういえば,失敗から学べることはないという話をする人もいる.

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

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対して過去の失敗から学ぶという,失敗学という考え方もある.
僕はどっちのほうが正しいかわからない.どうもライフサイクルの質の差のような気もする.
「出る前に負けること考えるバカいるかよ」という言葉はたまに思い出す.


自分にできることは,自分の選択を肯定することなんだろうと思う.
ある人は,自分の選択を肯定できるように努力することだとも言っていた.


しかし,考えれば不安はつきまとう.
これで大丈夫なのだろうか......
マッチョになりたい.