岸辺のAlbum

teenstの日記

イケてる30代を過ごすために

もう数か月前のことになるが,ジェーン・スーさんの本と有働由美子さんの本を読んで,どっちも40代女性だけれど,立ち位置が微妙に違うことに気づいた.

彼女らの立ち位置が自分のメンタリティに近いこともあって,この一年くらい「アラフォー独身女子に興味があります」みたいなことを言ってたけど,「20代男性」とラベル付けするような無茶苦茶さがあって反省している.
想像力のなさの結果だし,言い訳させてもらえるならこの年齢層の女性の知人が少なすぎるというのがあるんだろう.気づくまでに少々時間がかかった.


なんというか,彼女たちは僕が目指したい人間像みたいなのに近いから,好きで読んでるというのがあるのだと思う.他者に投影することなく,自分自身をどうするかという生き方のように見える.

年をとると恋人や子供,家族のことを表に出して自己を評価してもらうとする方々が目立つ気がしていて,「お前は何なんだ」ということだけを持っていたことに対して,とにかく畏怖の念がある.
かといって,仕事だけを自分の価値として提出したくはない,という気持ちもある.


一人の人が抱えられるものって限界があるんじゃないかなって思うことも増えてきて.「あれもこれも」は難しそうだし,将来何かを取りこぼしそうな気がプンプンする.だからこそ,シェアできるものはシェアして生き方の幅を広げたいという気持ちがある.

今のところ僕は子育てにはそこまで興味はないけれど,例えば学童保育に通うような年齢のお子さんなら,たまに預かってもいいくらいには,自分のリソースをシェアしたいと思うようになってきた.
上記はわかりやすい例で,自分の持ってる余力を使ってもらうということ.副業のレベルのクオリティを求められるのはもちろん無理なので,ボランティアという形でならどうでしょう.
まぁ,いろいろと都合のいいアイディアなので,そのままは難しいだろうけれど,なんというか一人で独身男性生活を生きると,人間的に頭打ちになる気がしていて,かといって,絶対結婚しますと言い切るのは難しい立ち位置にいる.
それならば,自分から「これができますよ」と社会にアプローチする必要がありそう.


人に「俺,マッチョ苦手とか言いながらも,実は立場ややってることって十分マッチョなんだよね」みたいな話をした時に,やたら頷かれたのもあって,どういうことをするといい方向になるのかということを考えてる.


結婚してしまって男性として張らなきゃいけない方々の愚痴は,女性の愚痴よりも「ご愁傷様」感が強くて,でも,そういう男性に対しても「弱音を吐いてもいいんじゃないかな」と言えることが重要というか.「○○だから頑張らなきゃいけない」みたいなことを,気軽に容認してはいけないというか.そういうことを考えていたのだった.