岸辺のAlbum

teenstの日記

帰省8日目: 熊本

朝から阿蘇に向かうことに.
母親と二人で旅行することになっていて,そのため二人旅行.
今回は親が計画した旅で,基本的に特急に乗るというのがベース.
それに,アート活動を付け加えるといったもの.


熊本から別府まで「九州横断特急」というのが出ていて,
熊本駅から乗車することにした.
熊本駅,在来線と新幹線のホームが入り組んでいて,非常に大変.
なんでも駅の高架化の工事をしていて,新幹線のホームに加えて現在地上にある在来線は,高架にするようだ.

JR九州の車両,基本的に赤く,都内や関西では見ることができないので,あぁ九州だと思える.

睡眠不足で,行きは寝る.
阿蘇までの途中に,スイッチバックの区間があるのでその区間は起きていた.


阿蘇駅で途中下車.
阿蘇駅の前には道の駅があって,
そこで食事を取ったり,牛乳やヨーグルト,ソフトクリームを食べたり休憩したりした.
Free Wifiが飛んでいたので,iPadで情報を集めたりもした.

工事中だったの,これだったのか.
朝日新聞デジタル:ガラス張りレストラン「火星」、阿蘇駅に10月開店 - 経済・マネー
阿蘇,山に囲まれた平地というか高原という感じで,空が青くて気持ちが良かった.暑かったけど.

阿蘇に居るみたいな感じのツイートしてたら,
森井ゴンザレスさんから




関連ランキング:定食・食堂 | いこいの村駅宮地駅

有益情報で,しかも美味いものなら行くべきだろうという気持ちになる.
いまきん食堂の方は,ちょっと遠いので,丸福へ行こうと思う.
元々予定では,2駅先の宮地駅から熊本へ帰る予定だったので,
宮地駅が最寄りの唐揚げ屋にはいけなくはなかったのだけれど,
発車まで30分くらいしかなく,時間が微妙.
親を宮地に残して,走って唐揚げに急ぐ.
15分で着けば往復可能!と思い,行きはちょっと急いで走っていた.
サンダルだったので走りにくかった.

お店の前に来てみると本日休業日の看板が立っていた……
残念すぎるが,仕方ない.少なくとも食べログを事前に見たときは,
定休日についての記載はなかったので,Webには情報がそもそも少なかったのだろう.
今度からどこかに行くときは,事前に情報あつめておこう...
森井ゴンザレスさんは申し訳ないというReplyを返してくださったが,むしろこんな少ない情報だけでReplyを頂いて感謝,というくらいである.
でもゴンザレスってなんだよ,って感じにいつもなってる.本名だったらサインしてもらいたい.


汗だくで宮地駅まで帰る.
宮地駅,駅舎の入り口が神社のようになってたりして素敵.
黄色いてるてる坊主が大量に吊ってあって,
なんなんだろうと思ったら,昨年の7月に豪雨があり,
その時不通になっていた区間が2週間前に開通した記念だったようだ.

駅内には,豊肥線に関する大雨災害の記録の展示などもあり,
レールががハリガネムシのように曲がっていたのはびっくりした.


観光特急の「あそぼーい!」に乗車.
子供向けの特急だったので,親子連れが中心.

元気そうなお母さんが楽しそうに話していたり,子どもたちが健康そうに騒いでるのは,
年寄りが,むさっ苦しく集まってるよりもよほど健全という感じがある.


乗ったのは前のパノラマシートで,前横が窓ばりになっている.
運転席は上にあるという感じ.
阿蘇の風景は,あまり他では見ることができないのでなかなか気持ちが良かった.*1


熊本駅まで乗って,そこから市電に乗って街なかに移動.

本日の目的2である,熊本市現代美術館
熊本市現代美術館|魔法の美術館 -みんなで楽しむ光のアート-
インタラクティブなアート作品が多かった.
光を使う作品を中心にキュレーションしていたようで,
特に画像認識が結構多かった気もする.
画像認識を使ったアート作品,Kinectが出来てから質の高いものが多い気がするけれど,反面,Kinectのカメラを発見した瞬間その作品の「程度を知ってしまう」というのがある.インターフェイスで限度がわかってしまうというの,あまり良いことではないと思う.
まるで手品をしている最中に観客がネタばらしをするようなのに近い.
それでも幸か不幸か,そういう端末がテレビほど普及していないので一般の方には,顔認識されるだけでも面白いものだと思うし,実際に人だかりができていた.
夏休み中だからか子供が多くて,特に反応が早くてわかりやすいものは人気だったと思う.
YCAMに行った時もそうおもったのだけれど,体を使うことの「身体性」というのは重要そうな気がする.
子供が「情報系の生成物」として向き合うのではなく単に遊具として打ち込めるのはいいことだ.ネタばらしは大きくなってからでもいい.

一番よかったのは,森脇裕之, "Lake Awareness"で,気持ち良い体験ができたと思う.指向性のスピーカーとかあるともっと良い体験が得られたかも,とか思ったりした.


でも実は,センサーもなにも必要なくて,
列車模型と,生活用品とライトだけで作られたであろう,クワクボリョウタ, "10番目の感傷(点・線・面)"が体験として一番感動できた.
結局どんなにツールが良くなっても,一番大切なのは観賞者の想像力に期待することだったり,気持ちいい体験を最大化することなのかもしれない.


鑑賞を終えて施設内を歩いていたら,
石井裕のPingPongPlusが展示されていて,本当にびっくりした.
熊本市現代美術館|CAMK::石井裕さんの紹介番組
1人で大興奮していて,利用者から「何だお前は」みたいな目でみられた気がする.



熊本市内のネネットに行って,にゃーのTシャツを購入.
今年の夏は,

  • シャツ
  • ポロシャツ
  • 最高の夏Tシャツ
  • にゃーTシャツ

を購入したことになる.
次のシーズンまで服飾系は買わない.と思ったら街なかのディスプレイは秋冬.


ドトールに移動して食事をした.
食事をせずに熊本ラーメンを食べればよかったというのは,あとで気づいた痛恨のミスだと思う.熊本でラーメンを食べないのはもったいなすぎる.


蔦屋書店に移動.関西で言うと,天王寺のTSUTAYAに似てるかも.
街に溶け込む母を見て,あぁ,年老いたなと思ってしまった.

市内については
熊本よかった - パシフィコ生駒
にも書いた.

そのまま,百貨店に寄ったりして帰る.
800系に乗れたので満足です.

*1:電化されてない単線の風景はよくある地方の風景という感じだが