岸辺のAlbum

teenstの日記

初夏の帰省

あまり家族や実家のことは書きたくないのだけれど,
書ける範囲で書こうと思う.

朝早くの電車に乗って,実家まで帰る.
実家は,決して遠いところではないのだが,かといって近いところでもないので頻繁に帰るわけにもいかず,
2ヶ月ぶりの帰省となった.
実家を出てから今までは半年くらいのスパンだったので,不思議な感じ.


実家は寒い,と思っていたが昼間は暖かく,奈良の朝の寒さで防寒していた僕は,
毛糸の上着を脱いだのだった.

母と商店街や百貨店でデートをした.
研究室へのおみやげを買ったり,ここでしか見れないもの食べられないものを観たり,逆になんでここに売ってるのだろうというものを買ったりもした.
道や街の様子はかなり変わっていて,なんでこんな所にこんなものが!とか言っていた.
WAONのポイントが5倍なので,イオン系列のスーパで買い物をしたりした.
ここまでは割と楽しかった.

家に帰ると,親戚一家が来ていた.
僕はこの親戚一家が数年ぶりにみんなで帰省するということだったので,合わせて帰省したのだ.*1

叔母がと祖母が夕食の準備をしていた.祖母は僕が帰ってきたことが本当に嬉しかったようだった.


「僕の気持ちを沈める我が家のどうにもならない出来事」は依然として目に見えて悪化していて,
「実家に帰省すれば,育った故郷の思い出とともに心が休まり,また大学で頑張れる」という僕のかつての楽天的な体験はこの出来事がどうにもならない限り,もうこの先ないのだなぁと思った.
親戚一家と実家の家族が揃っていても,話はなんだかネガティブな感じになり,
普段,大学は向上心のあふれる感じの環境なので,自分一人だけが全員と逆のベクトルを向いてる気さえした.
と,書いてしまうと読み返した時に不穏な家族だと思ってしまうが,実際は明るい話題もあったのだけれど,
やはり,数年前に揃った時の問題がない明るい時代とは違うので.

決して何も考えていないわけではないけど,僕が考えても手に届くようでそれでもどうにもならないことはあって,
ただただ,巻き込まれるべきでない人や物が,いい方向に進めばいいなと思う.
僕もいろいろと心配も負担もかけている身なので,せめて親に心配させないようにしないといけないし,
やはり今いる環境で学を修めるのが最適解なのだと思わないといけない.
それにしてもこの歳になると,自分ではなく周囲にいろいろと問題が発生してしまう.
家族や家庭の問題は,インターネットには現れない.きっとみんな抱えてる話なのだろう.

色々書いたが夕食自体は,寿司をずっと食べていた.大好きなビールも,一番搾りだし,文句がなかったのだ.本当に.
ただ,会話内容がどうしても若者だけで集まったときのそれとギャップがあって戸惑ったのだと思う.

家族で写真を撮った.叔母は事あるごとに写真を撮るようになったが,実家の家族には珍しいことだったので,戸惑ったりもした.


食事が終わり,映画

阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]

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を親と見た.
映画は映画で良さがある*2のだけれど,
話の展開や流れは小説のほうがどうしてもよかったのではないかと感じてしまう.

母と奈良の話をしたりテレビを観たりして,母は就寝.
僕は3時頃までネットや課題をしていた.

*1:自主的に

*2:阪急に乗ったことがあれば,流れるメロディや車両,駅構内の感じはお馴染みのもので,小説では伝わらない.沿線に住んでればもっと楽しめたのかな.