岸辺のAlbum

teenstの日記

at Shinjuku

午前中から夕方にかけては家事をしたり,
溜まってたものをこなしたり.


夕方からは,
大学時代の先輩方に呼び出されたので,会いに行く.
この会いに行くというのが結構曲者で,
実は数ヶ月後にある結婚式の二次会の打ち合わせだったという話.


多分結婚式があるから何かしらの話題とは思ってたのだけれど,
幹事が誰かとか,そういう話は新郎新婦からは聞いていなかったので,
ここで幹事が集まってというのは全く予想外でびっくりした.


その上,二次会で何をするかという打ち合わせについて話す会であった.
しかも新宿思い出横丁の居酒屋でアルコールを飲みながらという話なので,
全くついていけない感じになってしまう.
立場的には後輩は僕だけなので,そこそこ従いつつアイデアも出していたのだけれど,
途中から目指しているところがわからなくなり,
アルコールも入っていたことから少しばかり意思の疎通ができなくなったため,
話を整理することになった.

実は幹事としては,企画の決定は自分たちがするという話のようで,
とりあえずブレストをしてほしいというふんわりとした要求だったのに対して,
こちらは相手に思い入れもあることから,
結構乗り気で実現可能性や人間関係を考慮した提案をしたものだから,
うまくいかなくなってしまう.

物事の情報について何が既知で何が未決定でとか,
何を目標にしていて,
そのために何を自分に要求されているかということについて,
コチラが把握しきれてなかったのが原因ぽい.
彼らの言うところどころ「もう大人だからなんとかなるよね」という言葉でやり過ごしてた点も,
個人的には結構気にかかっていて,
「いやいや僕らも,かつてはびっくりするほどミスしまくったじゃないですか」とか
「そもそもこの会がふんわりとした感じでコミュニケーションうまくとれてないのに,大人とは」とか,
「学生時代にコミュニケーション不全の人間が集まっていろいろやってたのに,大人なんて期待するだけ無駄では?」みたいなことを言ってしまった.
そうそう,彼らの中で色々やるときは「常識なんて存在しない」という気持ちでやっていたのだ.


一般的な話として企画をする時はある程度の制約を決めないと全く発散してしまうし,
発散を許すならば「ここはブレストの場です」としっかり宣言してもらわないと,
お話にならないなと思った.


プロトコルが合わないこの感じ,久々だなと思いつつも,
「あー,世間ってこういう感じで動いてたよね,長いこと忘れてたわ」という気持ちになる.
自分はこの中からうまくやっていこうと思って決心していろいろやっていたわけだなとも.


もしかしたら彼らの気持ちの中には,
文系だからとか理系だからとかいう感情が芽生えたかもしれない*1けど,
最近はこれは仕事の進め方の話と,経験や頭の良さが原因なのではないかなと思っている.
つまり僕がもう少し経験を積んでいたら,言語化されてないものも,
うまく汲み取ってうまく議論が進められたのかなとかな,と心底思っている.

また,多くの場合フレームワークを導入することで,
ある程度のクオリティまではあげられることを思い出し,
そのフレームワークの導入が経験によるものなのだよなと思ったりする.


ただ,実際に動く人たちに負担にならない程度の意見を出すというのはなかなか難しいよなと思う.


そんな感じで途中からはそこそこうまくまとまりつつ,
「こういう意見に引っ張られてないですかね?」などと言いながらアイデアを出す.


イベント企画における幹事が原因でうまく行かなかった話とか結婚式における話,
幸いにしてそこそこ知見が溜まっているので,その話を少しだけ考慮しつつ,話したりもした.

何を目指してるかというのは企画においてはっきりさせないとなかなか難しいし,
ファシリテーションがうまくいってる会に参加出来てることが多いので,
僕はわりと周囲に恵まれてるのかなと実感できた*2

その他に,近況報告や今だから言える話と,
今でももちろん言えない話について言えない理由を話す.
また,ある懸案事項については,後日確認をしようと思う.

帰り際,先輩と話す.
本当に数年ぶりなので,なかなか久しぶりだなと思うけれど,
まだまだ僕は学生気分だし,今日のメンバーは実際に学生もいるので,
変わったという印象は感じなかったかな.

なにより,上記の話は僕の思い込みや把握能力の欠如にも原因があるので,
素直に指摘し,叱ってもらえるというのはありがたいことだと思った.何も変わってない.
そして,何かすごく最高な気持ちになる出来事があったけど,忘れてしまったので辛い.
都合のいいことだけ覚え続けるのがらしいといえばらしいわけだが.

*1:どちらの立場の人もいる

*2:先輩方を挙げて比較するって結構失礼なことだけど,彼らなら「ティーンズなら仕方ないよね」と言ってくれるのは容易に想像できるし,なによりも彼らとは仕事の進め方が違うのだろうなと思う