岸辺のAlbum

teenstの日記

所感

人と話していて思ったことを書く.


「最新技術とかツールももちろんオモシロイと思ってるんですけど,基礎技術とかプリミティブなところ,あとは昔のエンジニアの記述みたいなのに興味を持って調べてるんですよ」とエンジニアの人に言ってもあまりピンときてなかったっぽいので,
もしかしたら,ここが俺の生きる道なのではという気になったということを記録しておこう.

残念ながら,いくら面白いと思っていても,もともと得意じゃない自覚があるし,
効率よく調べられるわけじゃないので,
どうしても最新技術やツールを追ったり紹介するよりも,時間がかかってしまうのが難点.


誰かも言ってたけど,CS分野は他の分野に比べて博物学的なところとかが弱いというのは,
同じように思うところあって,そういうところを掘り掘りするというのも一興なのかもしれない.



会社レベルに焦点を当てると,
会社開発現場の残念な話とかはわりと飲み会で話されることが多くて,
僕はあまり飲み会で会社のネガティブな話はしたくないのでしないけど,
他の人から伺うことが多くて,これをなんとか日に当てたいと思うことがしばしばある.
「これをあの時聞いておけば」と思える人が多分たくさんいると思うのだよね.
そういうのをCTOや古参を祭り上げること以外で解決したい(なぜなら一般化してるとはあまり思えないので)と思うのだけれど,
それは無理な話かもしれんし,チーフエンジニア的な人に焦点があたったのは,
最善解だったからかもしれないとか思ったりしている.
むしろ,名前のついていなかった古参エンジニアに,
名前を与えることでより影響力をもたせるという意味では一般化と言っても良さそうな気もする.


個人レベルに焦点を当てても同様で,
例えば今ここに,FizzBuzzが書けないエンジニアがいて*1
そういう人がどういう感じで成長するかみたいなものは,
技術の解説記事に比べると,あまり引っかからない気がしている.
これは「できなさの可視化」と,「できるようになることの可視化」ということだろうか.
(とか書くと,ワインバーグ本なんかを持った諸先輩が,「できるの定義とは」とか聞いてくるので怖すぎるのだけれども).


なにより,「FizzBuzzって単語を知ってる」ならば既に解けることとほとんど同義なのも難しい.
いや,あまりにここで出した例が簡単すぎるからそういう感じなんだろうか.


結局そういうのは,コード・IssueレベルではGitHubとかに書きまくって,
自然言語ではQAサイトやブログに書くことでしかどうにもならんのやろうか.


例えば「できなさ」の一つに,
「教科書を読んでいてもさっぱりわからんから困っている」というのもあると思っていて,
それなんかは,はてなダイアリーにやたら書くことで解消するのかしら.


なんというか,既に至るところでされた話題をきっと繰り返している気もする.
これすらも叡智を使えてない.

*1:それはそれで仕方がないことだと思ってるのだけれど