『結婚失格』を読んだ
革命家になったかもしれないかつての友人を思い出す.
「馬鹿なことをする男ね」とけなす女にはなりたくなかったし,
かといって「馬鹿なやつだ」と無視する冷たい男にもなりたくなかった.
未だに連絡を撮り続けている共通の友人とは,たまに彼の存在について話す.
「警察の厄介にはなってないだろうか」とか「自殺してないよね」とかそういう話をした覚えがある.
そこまで心配していないけれど,かといって無視を決め込むほど浅い付き合いをしていたつもりもない.
彼とその共通の友人とで飲酒していた時に,
たまたま枡野浩一の離婚話になったことを思い出す.
どうして枡野浩一の話をしていたのだろうなぁと今では思い出せないのだけれど,
俺の日記の感想からはじまったのではないだろうかとこの本を読んで思った.
- 作者: 枡野浩一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: 文庫
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自分の日記が連想されるほど,似ているところがある.
有名な歌人と自分の趣味以前の日記を並べるのはさすがに失礼かと思うが,
まぁそう思ったんだから仕方ない.
なんというか,致命的に救いようがないわけじゃないけど,
ハッピーにもなれないのが,リアルだなぁと思う.