岸辺のAlbum

teenstの日記

就職活動(その9)

昨日は実は終電を逃していて,恋人の家に緊急着陸をしていた.
恋人殿,若干荒れた生活をしていて,部屋が散らかっていたので夜中だというのにゴミを捨てて部屋を整える.

最近衝動買いした漫画に,

いつかティファニーで朝食を  1 (バンチコミックス)

いつかティファニーで朝食を 1 (バンチコミックス)


がある.
関東の朝食を出すお店を紹介する漫画.
Amazon.co.jpのレビューでは酷評.確かに出てくる店は関東に住んでない僕でも知ってるところが多いし,女性たちの性格やストーリーはあまり真新しくないのだけれど,「良い朝食を食べたい」というその方針は間違ってないと思うし,2巻も期待しているのだ.まぁ僕がミーハーなところもあるから許容できてるのかもしれないけど.
実際『花のズボラ飯』はあまりに自分のなりたい姿とかけ離れてるし,『きのう何食べた?』は現在自炊をしないので料理の記述は結構読み飛ばしてる.
良い朝食を食べるには,良い生活ができてないと難しいということがわかるだけでもよい漫画だと思う.
そういう意味では,今の彼女や僕はティファニーも見えない状態なのだなぁと思ったりしていた.
ぜひティファニーは難しくても,きちんと朝ご飯を食べたいものである.


そのまま研究室に向かう.
時間があったのでWebテストを受験.3時間後に結果が返ってくる.素早い.
面接の準備をして,スーツに着替え雨の中,また大阪へ.

余裕をもって移動したため,マクドナルドでコーヒーを注文.
面接は30分ほどか.狭い部屋で面接官二人にいろいろ聞かれるのはちょっと怖いな.と思う.
夕食をそこで済ませて,奈良に帰ろうとする.ただ,たったの1時間ほどで奈良へ帰るのも惜しいので,ルクアの中の無印良品でいろいろ買って奈良へ.

途中,大学院同期の@くんからリプライが飛んできていたので,コメダ珈琲に誘う.
初めてまともに話す.ネットでは交流があっても意外と知らないことも多い.
僕がスーツを着ていたこともあり,時期的に就職の話になる.本当に一人一人違うことを考えていたり大切にするものが違っておもしろい.あとはこの先の話とちょっと技術の話.

本日のTLに流れていた
会社説明会にて高学歴な理系院生の就活に危うさを感じた
が面白くて,紹介.
当たり前のことだけれどここまでわかりやすく書いてあるのは技量があるからだろう.書いてある問答の例は実際はもっと複雑なのだろうけれど,複雑であったときに自分がそれを受け答えできるかということはなかなか自信がない.

id:mamoruk先生の
話すときは相手を向いて、自信を持って喋る - 観月橋日記 (続生駒日記)
も話題にして,ここに書かれている

  • 声が小さい、あるいはかすれている
  • 自信がない (自分が悪くなくても二言目には謝る)
  • 自分のやりたいことが分かっていない
  • 自分のアピールポイントが分かっていない

というところもなるほどなと思う.
3番目に書かれている「やりたいことが分かっていない」というのは割と僕に当てはまることで,
(研究室の中では)いろいろな企業を見ているのがその証拠だと思う.
「これはやりたくない」ということははっきりとしていて,あとは「やりたいこと」のスイートスポットが広いことが問題なのかな.もやっとしているというか.
一つ一つWhyを投げつけてみて,落とし込んでみてはいるものの,なかなか「本当に本当にやりたいこと」が見極められない.こればかりは言語化できないのだろうか.
ただ,先日も友人と話したがやりたいことが選べる情報系の環境はすごく恵まれてると思っていて,そこに対する意識は忘れないでいたいなと思う.


彼も自身が論理的でないということを気にしていたのだけれど,
就職活動を続けていくうちに出会う人に「君は論理的だね」と言われるので世の中の「論理的」の水準は僕が思っているより低いのかなとも思っていたりする.だから気にすることないのでは?と思った.
そう,本当に外に出てみると自分の予想とは違うことが多くてびっくりするのだ.
日記を書いたり,Webを使って知らない人と会ったり,または知ってる人と仲良くすることも実は繋がっているな,なんてことを思い始めていて,自分のやっていたことはそこまで悪くなかったんじゃないかなと思うことも多い.*1


面接官の気持ちになって考えてみる,というのはなかなか難しくて二人でどういう人に魅力を感じるのだろうという話をした.
また,こちらはなぜ会社に興味を持ちエントリーをしたかということに思いを馳せる.
「自由な社風です」や「気持ちさえあれば,なんでもやらせてくれる社風です」という言葉を割と多くの企業で耳にするのだけれど,これは結構曖昧な表現だと考えていて,今まで好きなことばかりをやってきた学生という身分から社会人にソフトランディングするための悪魔のささやきだと思う.


そもそも「自由」の定義は曖昧であり団体によっても違うし「なんでも」という言葉も,それに至るまでに多くの考えは去勢されている可能性がある.「この会社ではこれはやらせてくれそうにないな」ということを考えていると思う.そもそも転職したことがない人にまともな比較ができるのだろうか.
半数以上のビジネスパーソンが「転職経験がある」転職回数は平均2.0回、54.2%が在職中に転職活動を開始「転職した理由」のトップは給与・待遇1位「給与に不満」38.4%、2位「労働時間や環境に不満がある」32.0%インターネットを使った転職活動が一般化特に20代では転職サイト利用が6割を占める|ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社のニュースリリース

何にしても,一度言葉にしておくと引き出しの数は増えるし,自分が本当はこういうことを考えていたのかということもわかるので有益だなぁと感じた.もちろんその間,相手の時間を奪っているのでほどほどに.

話題は尽きなかったが,早めに切り上げ,送ってもらって明日の準備をしている.

*1:まだまだ序盤だから甘めな感想だが,現実は厳しい.甘えるな!俺!!!!!!