岸辺のAlbum

teenstの日記

ビブリオバトル首都決戦と3人との出会い

朝7時に東京駅につく.日本橋口のスターバックスに開店から居座りコーヒー&朝食.
夜行バス利用者や観光客が多く,団塊世代と思われる方々も多い.
団体客の壮年の男性に,プレミアムモルツロング缶をプシュッといかれたのは,びっくりした.


朝っぱらから申し訳ないなぁと思いつつ,以前から交流のあった@さんに連絡をとる.
僕が関東に行くという話を数日前にしたときに,反応してくださったので.
昼からお忙しい用事のあるなかわざわざ来て頂く.
秋葉原に移動して改札前で待つ.
待ち合わせまでの間,SuicaPASMOなどを返還.1000円手に入れる.
秋葉原は慣れていないので,どこに何があるかということは余り知らない状態だったのだが,
リナカフェに移動した.(初!!!)

関東で純粋にサブカルチャーに触れて育ったという感じで,
スタバのバイト意識高いとか,
大学の話,
伊勢丹の話*1とか聞いた気がする.
zuccaのトートが印象的でした.
また今度はもう少し落ち着いたときにでもお会いしましょう!


昼前に,秋葉原のイベントホールに移動.
ビブリオバトル首都決戦が行われる.
予選の様子は以下.
ビブリオバトル首都決戦予選,或いはビブリオバトル@BKC - 岸辺のAlbum

30人近く大学生が集まるとなかなか圧巻.
同じ大学ではないからか,雰囲気にまとまりがないというか,本当に大学生?って人もちらほら(院生もいたり,実際に歳を重ねていることをネタにしている人もいて独特の雰囲気)


準決勝と称して,各地の予選で勝ち抜いた方々がステージや地下の会場でビブリオバトルを行う.
なぜだかステージ上で300人を前に紹介することになってしまったので,
ステージ上の動きの確認などを行う.
緊張するねなんて話をしながら舞台袖.

その後,昼食.弁当が鶏肉たっぷりな感じの弁当だったのでしんどい感じ.
飲み物は,東京水(といって水道水をペットボトルに詰めたもの.ブランディングですね)飲み放題.
緊張しすぎて食事が遅くなる症状が久々に.
関東圏の大学の方と中部の方,関西の方と食事を共にしたという感じ.


昼食後移動をして,舞台袖.
なかなかみなさん緊張されていたのだが,
お互い励まし合いという感じでよかった.
裏ではパックンマックンや,中高生のビブリオバトルが行われていた.(ジャパネットたかた)


実際にあのステージに立つと,かなり緊張してしんどいのではないかなぁと思ったのだが,
割とそうでもなく,むしろふてぶてしい印象を与えないようににこやかに座っていようと心に決めて.


自分より前の発表は緊張であまり耳に入ってこない気もしたので,手帳に要点を書きだす.質問もしたほうが緊張も減るだろうし,何か疑問に思ったことは能動的に質問した気がする.
先の発表者の震えた手がすごく印象的で,なんとなくいい場面だなと思ってしまった.
自分の番になると緊張するものは緊張してしまうし,どうしようもなく.


僕が紹介したのは

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

誤ったなぁと思ったのは,会場の人数と本に関する事前知識.
ハッカーとクラッカーの違いなんて10年前から話されてた話だし,
それくらいわかってるだろと思い,ハッカーはHackする人のことですよとポジティブな印象を付け加えるだけに止めようとしたのだが,
意外と一般の認識はそうでもないということが控え室での会話で判明,構成を変更.
会場は更に年齢層が上がることから,その知識は無いものだと仮定してしまった.
一般に誰にでもわかりやすく伝えようとするとそれだけ時間が食われるので,
わかるであろうところは飛ばすべきだと思っていたのだが,難しい.


構成もグダグダで準備不足感.言葉に詰まる.
なんというか,相手がどのくらいのレベルの知識を持っているかということを
インタラクティブに知る方法がなかったのが辛い.*2
ハッカーという言葉に囚われてしまって,エッセイで語られる中身にまでいけなかったのが残念だったなぁという感じ.

結局発表もあまり構成がうまくいっていないまま,伝えられることの7割程度くらいしか言えなかった.Webにはエッセイが数本あるよとか.
でもホントは,いい本はWebから書籍化されても生き残るしむしろそういう本を大切にしていきたいとか言いたかったんだけどなー.
あとはそうだな,読み方とか価値観の話を押し付けがましく言ったのはよくなかったかなーなんて.理系のオーラと言うか,理系なら知ってるんですけどみたいなことも言ってしまった気がしないでもない,理系とか関係ないんですけどね,ほんと.
エセ関西弁を喋って本当に申し訳ございませんでした.

割と有りがたかったのは,紹介中にうなずいてくれてる人だったり.
あとはTwitterに感想を書いてくださってる人もいて,ありがたい.けなしのツイートは僕に特定されないように書いてるんだろうけれど,やっぱり書名で検索すると好意的なツイートが多くて嬉しかった.


しかし,うまい発表は,会場の特性を圧倒的に超えるなぁという感じ.
昨年度チャンピオン@さんの構成の巧さは,なかなか.

コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)

コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)

機械翻訳の話も気になったのでそちらも聞き入った.
匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~

匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~

アドリブ力と言うか,その場で組み立てるってのが大切なのかなぁなんて.
敗退したため,控え室に戻った.舞台裏では猪瀬副知事や東さん, わたせさんがオーラを放ちつつ談笑していた.



その後Twitterでは絡みが相当あったが,実際にはお会いしたこと無い@さんを会場まで呼びつけて30分くらい雑談.
感想なども聞く.社畜ネタなども聞いてなるほど〜と思ったり.
秋葉原の話とか雑談とかやたらしてて人当たりが良い感じであった.

ちょうどその頃から決勝が始まったため彼とお別れして,発表を聞く.
やはり決勝にもなるとうまいなぁという感じ.
何を発表したかということは面倒なので他のメディアに期待することにして,

子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)

子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)

オライリー本をあそこまで面白おかしく伝えられることに感動.


終了後,懇親会ということで大量に名刺を配る人になった.
いや,別に配ろうか迷っていたのだが,どうせ今年しか使えないし,僕はティーンズだしということで.
なんかよくわからない縁が後につながるってことは往々にしてあるし,
今回きりしか会えない人もいる筈と思えばやはり名刺は出しておいたほうがよさそうだと思い配る.

最初はTwitterやってますか,なんて話から配っていたのだけれど,(聞かれなければ配っていなかった),場の空気がTwitterやってること前提みたいな感じになり始めていて最終的にはハッシュタグまで.
あとは,ケータイでアドレス交換とかしてて大学生怖いと思った.
あとは,東さんと握手しました.
あとは,イベントをびっちり仕切ってた方が,都の職員さんだったことに驚いたりしました.名刺交換しました☆彡
印象に残った紹介の感想を言ったり,出身話で盛り上がったりしてた気がする.


今回のイベントは夏フェスの感覚で言ったのだけれどいきなりメインステージに立たされて,いや俺メインじゃないっすよみたいな感じになった.あと観客の人はメインステージじゃなくて,もっといろいろと回れる感じにしたほうがいい気がしたのだけれど,イベントの運営上仕方ないのかなぁと.
なんかYAPCRuby会議などのIT系のイベントは参加者が発表を聞きたかったり,人と会いたくて集まりたくて集まってるって感じがしていたのだけれど,今回は交通費とかでるから呼ばれたという感じがあって,そういう意味ではまだまだかなぁと.
やっぱりキャラ立ちみたいなのは重要そう.俺が本を紹介するから来い!みたいなのはよいかもね.
来年も行われるとのこと.もし今回のように予選会があるのならば僕も新しい環境で行いたいものだ.
採点についていろいろと不満があった人もTwitterでちらほら見かけたのだけれど,やっぱり場の共有というか参加者は聴衆含めた全員であるってことが重要なので,「読みたくなった本を選ぶ」って基準は間違ってないと思うし,「チャンプ」ではなく「チャンプ本」を選ぶってのもぶれてない感じ.後は聞く方のスキルとか経験も重要そう.

なにはともあれ,@先生に誘っていただかなければここまでの出会いも経験もできなかったわけで.
あの聴衆の人数の中で発表する経験は良かった感じ.
本との出会い,という点では緊張が過ぎててあまり十分量ではなかったのですが,
読みたい本が数点増えたのはよかったです.ありがとうございました!
そして本日出会った方もありがとうございます.


その後学部の先輩@さんとお食事.

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なんか将来というか仕事に迷われていたようなので適当に正論をかましたり,
僕の相談にも乗ってもらいました.
なんというかやはり社会人の方に働くことについて言うのはなかなか難しい.
あまり違わないよとは言われてもやはりそこには差があると思う.
ネットで言えないことを直接言うのは楽しいですね.あっ,記念日みたいですよ.


秋葉原から京都駅まで移動.
京都駅のいつもの感じに慣れてしまって,関東に違和感を感じまくっている,最近は.

*1:オシャレなのだ

*2:挙手でこの本を読んだことがある人というのは既にやられていたので回避してしまった