岸辺のAlbum

teenstの日記

「ジェーン・スーとか読んでるから駄目なんでしょ」

午前中はグダグダとしていた.こんなんなんだからダメなんだろうかという気持ちがふつふつと湧く.
それでもいくつかの家事をこなす.


mitsubaさん,hisonlくんで武蔵小杉駅に集合.
今日は川崎市民ミュージアムにお出かけ.
駅から少し遠いので30分に一本のバスに乗って,
木村伊兵衛写真賞 40周年記念展」に行く.
木村伊兵衛写真賞は写真界の芥川賞と呼ばれているような賞.


東京写真美術館が休館中だからこちらで開催されているのだなと思っていたけれど,
30周年,35周年と節目の年ごとにこちらで開催しているらしい.勉強不足だ.

川崎市民ミュージアム,初めて来たのだけれど,場所が場所だけに混雑しておらず,
動線は謎だったけれど,なかなか充実した展示で良かった.
木村伊兵衛自体の写真と第1回から*1抜け目なく展示されていたので,
日本の芸術写真をイッキ見できる.

私が(というか私の周りが)影響を受けていたのは,2000年くらいの人ばかりなわけで,
その人たちのプリントが見ることができてよかったと思う.
学生時代,写真集でも佐内正史の『生きている』や川内倫子の『うたたね』はそれなりに見返していたことを思い出す.

オノデラユキの写真はやたら親近感が湧いていて,部室・暗室には写真集はなかったはずだけれどなぁと思っていたけれど,
学生時代,東京写真美術館に行った時に見ていたらしい.家に帰るまで忘れていた*2


写真は作家や撮影者のもののような気がしていて,語るならきちんと勉強しないといけないなと思うし,
そうでないならばプレーヤーでもない私が言えることは,昔見た思い出くらいしかないのかなと思った.

できれば感想を言いあいたかったのだけれど,閉館時間が迫っていたので少しだけ話せなかったのが残念.
梅佳代がずるい」という感想と「アラスカが良かった」という感想.どうも3人とも好みは違いそうな気がしていたので,
話せることはあったんじゃないかなと思う.


バスに乗って武蔵小杉駅まで戻る.

街を探索しながら,


関連ランキング:イタリアン | 武蔵小杉駅新丸子駅向河原駅

に入る.
予約せずに待ち時間は10分程度で,最初は立ち飲みの席に通されたけれど,その後すぐにテーブル席に行けたので運が良かった.
がっちりマンデーで紹介された内容を調べると,
「男性をターゲットにしたイタリアン」ということで,それであの店員の声量か......と思ってしまう.
それでは男性向けならば味はそこそこでは?と思いがちだが,なかなか美味しかったと思う.



hisonlくんに「ジェーン・スーとか読んでるからダメなんでしょ」と笑いながら言われる.読むことが悪いんじゃなくて,それを読んでるアピールというか,引き出しの一つにすることがまずいのではないかという指摘だったと記憶している.
自分とは違うものを覗こうとしている人,個人的には凄く惹かれるのだけれど,
相手側を覗こうとしている人を好むのはとてもニッチだよねということは,同意できる.
相手は「一旦は引いてしまう」だろうし,無理矢理茨の道を歩んでるというか......


さて,この会はIT勉強会というか,もくもく会を目指して集まったものなのだけれど,春前からの「いいものを見よう」運動で,
めっきり美術鑑賞と飲み会をするグループになってしまった.
そろそろ何かしらという話をしたものの「やるには目指すものがないとね」と言われ少し困る.
その上,二人を見ているとサブプロジェクトを持つにはなかなか大変そうだし,
僕がサブプロジェクトをしたい理由だと,「サブプロジェクトよりも本業にしたほうがいいのでは」と言われてしまい,
言葉に困ったのだった.うーん.


各々買いたいものがある?という感じだったので,少しだけショッピングセンターを覗いて,家に帰る.

*1:「該当者なし」を除いて

*2:この記事では,そのときの感想のことを書いている