岸辺のAlbum

teenstの日記

「アルゴリズムなんて仕事に使うんですか」

とあるところで,そんなことを聞かれた.

またある起業家は「研究なんかはどうでもいいから,Webアプリを作れる実装力やアイデアが大切」というようなことを言っていた.
スタートアップの人っぽい考え方だなと思う.
会社というものがなければ,生き残るのは僕ではない自信があるし,
会社に所属しているから,悠長な考えなのかもしれない.


上記の質問に対して,「僕はあるんですよね」というと,
そういう仕事をしてるからでは?と言われたけれど,うーん,そうじゃないと思う.

アルゴリズムを使う,というよりも詳しく言えば,
アルゴリズムの勉強をして得られるアルゴリズムを仕事で使うのですか?ということなんだろうけれど,
アルゴリズムという言葉の定義から考えれば,アルゴリズムを使わない仕事なんてないはずで.
気づいてないだけなんじゃないかな,というのを思ってる.



そういえば大学一回生の頃,「プログラミング言語」という講義があって,
それはプログラムを書くのに必要な要素(条件分岐とか)を学ぶという講義で,
未だにそれが生きている(当然のように使えるので)意義深いものだと勝手に思ってるんだけれど.


入学の時には愚直にやっていたことについて,
講義中の学生の発言で,「なるほど!」と思ったことが思い出深い.
確か,1から99までを足すときに
一個一個足すのではなくて,[1+99], [2+98],...と組を作ってそれが何個あるかということで答えを出すという,
そういう感じのものだったと思う*1
僕は四則演算が危ういので,えらく驚いたことを思い出す.


何が効くかわらないからいろいろやろうなんて,そんなことを思ってる.

*1:確かこの答えの出し方,有名な研究者が子供の頃に教員に答えて驚かせたみたいな逸話があったはず